先日のブラックフライデーで67%オフと、超特価で販売されていた「Echo Show 5」。「アレクサ」と呼び掛けて利用するスマートスピーカーにディスプレイが付いたような端末で、カメラを内蔵していることから、ビデオ通話にも利用できる。
……この記事を書いている時点で、東京都でまん延防止等重点措置が解除されてから263日が過ぎた。
私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフが可能な範囲でリモートによる業務を行っている。その中で、今回はこの「Echo Show 5」をテレワークで便利に使ってみた。
11月30日(水):我が家に「Echo Show 5」がやってきた!
ブラックフライデーに注文していた「Echo Show 5」が届いたので、さっそくセットアップを実行。「アレクサ」と呼び掛けて、声でいろいろ操作できるようになった。
そんな、「Echo Show 5」の主なスペックはこんな感じ。
- ディスプレイ:5.5インチ(960×480ピクセル)
- スピーカー:モノラル(1.6インチ)
- カメラ:2メガピクセル
- サイズ:148×73×86mm(幅×奥行×高さ)
我が家にすでにお迎えしていたスマートスピーカー「Echo Dot」との違いは、やはりディスプレイとカメラを搭載していることだろう。
「Echo Dot」では「アレクサ、今日の天気は?」と話しかけても、現在の天気と気温、この後の予報を声で知らせてくれるだけだった。しかし、「Echo Show 5」なら声での通知に加えて、この後の3時間ごとの天気と気温を映像で表示してくれる。これなら、この後で傘を持って出かけるべきか、コートを着ていくべきかなどを、より的確に判断できそうだ
さらに、内臓カメラはネットワークカメラとしても使えるので、スマホで「Amazon Alexa」アプリを開けば、外出先からカメラの映像をリアルタイムで確認することが可能。ペットや小さな子供のいる家庭では、見守りカメラとしても使えるだろう。
12月6日(水):1週間かけて「Echo Show 5」を使ってみたが…
「Echo Show 5」が届いてから1週間。自宅でリアルに使ってみたが、やはりディスプレイが付いているのは便利だ。筆者の環境ではアレクサのカレンダーに、仕事用のGoogleカレンダーを連携しているのだが、そのおかげで最近の予定を画面に自動で表示してくれる。
「Echo Show 5」には基本的に現在時刻が表示されているので、時計代わりにチラ見しているのだが、そこに予定が表示されることでリマインダー代わりに使えるようになった。これまでも、「Echo Dot」が予定の開始時間前に声で知らせてくれていたが、その機能がさらに強化された感じだ。
なお、カレンダーに登録した予定を通知するデバイスは、スマホの「Amazon Alexa」アプリから設定できる。一方、ホーム画面に表示するコンテンツについては、「Echo Show 5」の設定画面からカスタマイズが可能。デフォルトでは「最近再生した音楽」なども表示するようになっていたので、シンプルに予定と天気だけ表示するように変更しておいた。
ちなみに、筆者はリビングで仕事をするとき、「Echo Dot」でSpotifyを再生しているのだが、「〇〇〇〇の曲を再生して」などと話しかけても、思い通りの曲が再生されないことがあった。しかし、「Echo Show 5」なら「おすすめの曲」として雰囲気の似た曲を画面上で提案してくれるので、そこから聴きたい曲を再生できる。今は仕事部屋に「Echo Show 5」を置き、ほかの部屋では「Echo Dot」を使っているが、将来的には全部置き換えても良いかもしれない。
12月7日(木):2階にいるとインターホンが聞こえない、そんなときは……
テレワークが始まってから自宅に居る機会が増え、宅配便の荷物などを平日にも受け取れるようになった。しかし、仕事場にしている自室は2階にあるので、リビングでインターホンの呼び出し音が鳴っても、ほとんど聞こえないので困ってしまう。
そこで、自室の「Echo Show 5」から、リビングにある「Echo Dot」を「呼びかけ」てみた。これは、デバイス間で音声通話をするための機能で、例えば“食事の準備ができたときに、キッチンから部屋にいる家族を呼び出す”ときなどに使われている。
この「呼びかけ」を行った状態でインターホンを鳴らしたところ、その呼び出し音をリビングの「Echo Dot」を経由して、自室の「Echo Show 5」で聞くことができた。Amazonの荷物なら配送が始まったときに通知が来るので、このタイミングで「呼びかけ」をはじめれば、リビングに誰もいないときに荷物が届いても問題ないだろう。ただし、周辺が無音な状態が続くと、通話が自動で終了されてしまうので、その場合には改めて「呼びかけ」を行う必要がある。
なお、この「呼びかけ」機能は「Amazon Alexa」アプリからも行えるので、家の中でスマホを持ち歩いていれば、どこでも呼び出し音をチェックできる。これならアレクサ端末のない場所にいても、呼び出し音を聞き逃してしまうことはなさそうだ。