[ブックレビュー]1964年から続く珠玉のコラム–1日1篇「人生を成功に導く」365人の言葉

CNET Japan

 本書は、月刊誌「PHP」の裏表紙をめくったところに連載されてきたコラム「こころにひびくことば」をまとめたものだ。このコラムは1964年から続いており、養老孟司氏、安藤忠雄氏、柴門ふみ氏、さだまさし氏、岡本太郎氏、小林カツ代氏など、幅広い年代、ジャンルの著名人たちの「こころにひびくことば」が掲載されている。選ばれた「ことば」だけでなく、その言葉と出会った経緯なども語られているのがポイントだ。

 本書には365人分の「こころにひびくことば」が収録され、それぞれに「1月1日」から「12月31日」までの日付が割り振られている。もちろんはじめから順番に読んでもいいし、気になった人のものから読み始めたり、今日の日付の言葉を読んだりすることもできる。ぱっと開いたページを読めば意外な言葉に出会えるかもしれない。楽しみ方は自由だ。

 言葉は生き物のようなもので、不変のようでいて決してそうではない。時代を経て、言葉の意味や使われ方が変わっていくだけではない。同じ言葉を見ても感じ方は人それぞれ異なるし、誰がどういう文脈で使うかによって伝わるものが違う。同じ人の同じ言葉を見ても、自分が置かれる状況によって感じ方は変わってくる。

 時をこえ、ジャンルをこえて、あなたはどんな言葉に出会い、心動かされるだろうか。一つひとつの言葉との出会いをじっくり楽しんでほしい。

今回ご紹介した「1日1篇「人生を成功に導く」365人の言葉 」の要約記事はこちら。この記事は、ビジネスパーソンのスキルや知識アップに役立つ“今読むべき本”を厳選し、要約してアプリやネットで伝える「flier(フライヤー)」からの転載になります。

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