ボディーマネジメントサービス「ZOZOFIT」を今夏米国で提供–運動成果を可視化

CNET Japan

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは4月27日、ボディーマネジメントサービス「ZOZOFIT」を発表した。3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT(旧ZOZOSUIT 2)」の技術を活用したサービス化第1号で、今夏から米国で提供する。

 また、サービス開始に先立ち同日、米国でZOZOFITの魅力を発信するアンバサダーの募集を開始した。

 ZOZOFITでは、ジムや自宅にいながら手軽で高精度な3Dボディースキャン、計測データのトラッキングなどが可能。ZOZOSUITを着用し、「iOS/Android」向けのスマートフォン専用アプリとカメラでスーツ全体に施されたドットマーカーを360度撮影することで、高精度な体型計測ができるという。

 計測した結果を元に精緻な身体の3Dモデルを生成し、ワークアウト成果の可視化なども可能。トレーニング強化が必要な部位の見極めなどにも役立てられるという。

 ZOZOは、通常ZOZOFITと同等の高精度な3D身体スキャンを行うには、特殊な大型機械や導入コスト、スペースなどが必要になると説明。ZOZOFITは自宅やジムなどに計測用の特殊な器具を置かずに、手軽でスピーディーな体型計測、自身の体型の3Dモデル化ができるとしている。

 専用アプリでは、過去の体型計測データや、計測データに基づいて生成された身体3Dモデルデータの記録、蓄積が可能。過去と現在の身体3Dモデルを比較したり、数値データの変化をグラフで確認したりできるという。

 蓄積したデータはアプリでシェアできる。トレーナーやワークアウト仲間などとシェアすることで、アドバイスをもらうといった活用が可能。

 将来的には、心拍、運動強度などの体型計測情報以外の身体メトリクス全般の取り込みにも対応予定。また、取り込んだデータから生み出されるシミュレーションアルゴリズムなどの開発や、身体メトリクスの情報、改善ニーズを蓄積して個々人の状況に合わせた関連サービスや商品を推奨、販売するマーケットプレイスとしての展開も視野にあるとしている。

 同社はこれまで、ZOZOSUITのほか、足の3D計測用マット「ZOZOMAT」、フェイスカラー計測ツール「ZOZOGLASS」などの計測ツールを、自社サービスであるZOZOTOWNを通じて提供してきた。

 また、新たなサービスを共創するパートナー企業の募集や、2021年からの計測テクノロジーの技術ライセンス販売など、技術活用の幅を広げるべく、業界や場所を問わずさまざまな活用先を検討しているという。

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