freeeは12月13日、2023年10月に開始を予定するインボイス制度に対応した請求書の無料作成サービス「freee請求書」の提供を開始したと発表した。
同サービスを利用することで、インボイス制度開始に伴い新たに請求書に記入が必要となった項目「税率ごとの消費税額及び適用税率」および、「適格請求書発行事業者の登録番号」に対応した請求書の発行が可能となる。
また、見積書・納品書・発注書など、請求書以外の書類作成にも対応。50種類以上のテンプレートの中から任意のテンプレートを選択して書類が作成でき、書類に記載する項目は、テンプレートからの追加や変更にも対応する。
インボイス制度では、端数処理のルールが明確化される予定であるという。同サービスでは、金額を入力するだけでインボイスの計算方法で自動計算される。これにより、適格請求書の項目も満たした請求書を発行することが可能。
さらに、作成した書類は自動で電子データとして保存される。電子帳簿保存法で定められている削除履歴・訂正要件・検索要件にも対応し、電子帳簿保存法に沿って運用できるようになる。
加えて、作成した請求書は同サービス上で取引先へとメールで送付でき、freee会計との連携も可能。同連携により、作成した請求書の情報をfreee会計に自動で反映し、仕訳登録が行える。今後は、入金ステータスを自動で管理する連携も予定するという。