オフィスの「マイクロマネジメント」はリモートワークでは通用しない

CNET Japan

 中間管理職は嫌われることもあるが、ほとんどの組織では影のヒーローである。中間管理層は任務に基づいてチームをまとめ、時間どおりに合理的な品質基準で実行し、リーダーシップの介入を最小限に抑えながら全てを実行する。

 恐らく、あなたは中間管理職の中でも正真正銘の中間管理職であり、長年にわたって巧みな技術でチームを管理する能力に磨きをかけてきたことだろう。だが、あなたが管理している部下たちはこれを「マイクロマネジメント(細かすぎる管理)」と呼ぶかもしれない。

 他人がショルダーサーフィン、歩きまわるマネジメント、またはステータスミーティングと呼ぶかどうかにかかわらず、こうした手法はチームメンバーに情報を提供し、生産性を維持し、仕事を完了させる。

 しかし、これらの精巧に磨きをかけられたツールは、リモートワーク環境においては能力が試されるものである。廊下を数歩歩いてチームメンバーに状況確認することはもはや不可能だ。

 疑念が生じてなかなか消えず、その結果、「チェックイン」ミーティングが頻繁に開かれ、すぐにカレンダーがいっぱいになり、チームに対して不信感と威圧的な監視を生み出してしまうことがある。「正常な状態への復帰」に近づいている兆しが見えてきたとはいえ、今後はリモートワークが一般的なテーマになりそうだ。

 ここでは、あなたが持つ管理手法を悪い方向ではなく良い方向に用いるためのヒントをいくつか紹介する。

朝を制する

 朝のステータスミーティングは新しいアイデアではないが、リモート環境では、もう少し注意を払って事前に考慮しておく必要がある。リモートでのステータスミーティングが、誰の顔も映し出されていない画面に向かってあなたが話しているだけの30分間になってしまい、チームから不満が時々出るようであれば、それは間違ったやり方である。

 朝のミーティングを30分間予定し、15分で終わらせるように努力しよう。各チームメンバーに割り当てられた個々の任務を追跡するツールを使い(私は「Microsoft Teams」や「Trello」で簡単に作成できる「Kanban」ボードが気に入っているが、単純なスプレッドシートでも十分である)、各チームメンバーに、完了した任務、その日の作業内容、進行の妨げが発生した箇所を更新してもらおう。

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