ゲーム配信プラットフォーム「Steam」の全機能を搭載した携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」の日本を含めたアジアへの出荷が2022年12月17日に開始します。一足先にSteam Deckを触る機会を得られたので、Steam Deckと似た形状で液晶ディスプレイを搭載した携帯型ゲーム機のNintendo Switchと並べて、その見た目や持ち心地を比べてみました。
Steam Deck
https://www.steamdeck.com/ja/
Steam Deckがどんな見た目なのかは以下の記事でまとめています。
いつでもPCゲームをプレイできる携帯型ゲーミングPC「Steam Deck」外観レビュー – GIGAZINE
上がSteam Deckで、下がNintendo Switchです。Steam Deckは幅298mm×高さ117mm×厚さ49mmで、幅102mm×高さ139cm×厚さ23.9mmのNintendo Switchよりも大きいサイズ。ディスプレイはSteam Deckが7インチディスプレイで、Nintendo Switchの6.2インチディスプレイより一回り大きくなっています。
ただし、Steam Deckの厚さ49mmのおよそ半分はグリップ部分なので、液晶ディスプレイのある部分の薄さはNintendo Switchよりわずかに分厚いといったところ
横から見たところ。平面に置いたとき、Nintendo Switchはトリガー型のZR・ZLボタンの部分だけ盛り上がっているので、本体がやや斜めになります。一方、Steam Deckはグリップ部分が盛り上がっているので、平面に置くと本体はちゃんと水平を保っています。
左右のグリップ間距離はNintendo Switchよりも広め。また、背面に4つのボタンと排気口があるのもSteam Deckの大きな特徴です。
右グリップ部分。Steam DeckのABXYボタンの配置はNintendo Switchと異なり、Aが下、Bが右、Xが左、Yが上になっています。また、ABXYボタン自体はスティックの右にあり、スティックとABXYボタンの下にトラックパッドがあります。
左グリップ部分を見ると、Steam Deckは十字キーがスティックの左側にあり、トラックパッドがスティックの下にあります。
Steam Deckを両手で持ってみるとこんな感じ。スティックとボタンが水平に並んでいるので、親指の高さを変えずにスライドさせて使い分けることができます。
スティックの下にあるトラックパッドに親指を載せたところ。
がっしりとホールドできる形状になっているので、両手で持っていてもかなり安定感があります。重さは公称で699グラムで、398グラムのNintendo Switchの約1.75倍ありますが、両手でしっかりと握るので、Nintendo Switchより重くても持ちにくいということはありません。
Steam Deckを持った後にNintendo Switchを持つと、かなり小さく感じます。また、グリップ部分がないため、かなり本体が薄い印象を受けます。
Nintendo Switchはドックに差すことで据え置き型のゲーム機としても使うことができます。Joy-Conは取外して使うことも想定されているためか、Steam Deckのようなグリップを持つデザインではなく、持った時の安定感はやはりSteam Deckに軍配が上がるという印象。ただし、Steam Deckと比べるとかなり軽いので、持っていて疲れるということはありません。
次は実際にSteam Deckをどんな感じでセットアップするのかを記事にまとめる予定です。
Steam Deckは公式サイトで予約購入が可能で、価格は64GB eMMCモデルが税込5万9800円、256GB NVMe SSDモデルが税込7万9800円、512GB NVMe SSDモデルが税込9万9980円です。
<つづく>
この記事のタイトルとURLをコピーする