いまだ現王者『乱切り二八(奈良屋)』の衝撃が忘れられない。これまで数々の干し蕎麦を食べてきた結果、なんとなくだが私の好みが「乱切り」かつ「二八(にはち)」である様な気がしてきた。二八、最強なのでは……?
※ちなみに「二八」とは、そば粉80%(八割)、つなぎ20%(二割)で作られた蕎麦のこと。また、「つなぎ」は、ほとんどが小麦粉である。
そんな私なので、ついつい「二八」と名のついた商品には自然と手が伸びてしまう。今回の『十割そば本舗 国産の二八蕎麦』もまた……って、ん? まてよ? 『十割そば本舗』って前にもやったことあるぞ?
1度目は『十割そば本舗 国産の十割そば』、2度目は『十割そば本舗 伝統の二八そば』……。なるほど、『十割そば本舗』ってシリーズになっているのだな? 気になるのは同じ二八である『伝統の二八そば』との違いだが……
フムフムなるほど。どちらも国産の二八だが、まずは価格が大きく違う。以前の『伝統の二八そば』は税込321円(1人前161円)なのに対し、今回の『国産の二八蕎麦』は税込516円(1人前258円)と高級路線。カロリーも微妙に違うので、高品質チューニングが施されているのであろう。
では──
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
4分半ゆでて……
完成。
して、そのお味は──
平たい麺……良い。なかなか良い。口当たりと、かたさと、香りが良い感じだな……と思ったら、パッケージにナイスな文言が書いてあった。「口当たりの良いなめらかな麺腰と豊かな香りの一品です。」と。まさに! 「麺腰」そうか、こういうのを「麺腰」と申すのか! 勉強になりました。
「家そば」か「外そば」かなら、まあこれは「外」でありましょう。こういうお蕎麦を出す店、あるあるある。なんとなく神社やお寺のまわりにあるお蕎麦屋さんなイメージがする。蕎麦湯がとれるのもポイント高い。
これまで数々の山本食品(山本かじの)のお蕎麦を食べてきたが、この『十割そば本舗 国産の二八蕎麦』が一番好きかもしれない。アリかナシかでいえば圧倒的にアリ。やはり二八はうまいな。二八最高だな。ウン。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24