障害物を華麗に回避して掃除と水拭きを両方こなす高性能ロボット掃除機&ゴミ収集とモップ洗浄・乾燥を自動でやってくれるステーション付きのECOVACS「DEEBOT X1 OMNI」レビュー

GIGAZINE
2022年11月26日 09時00分
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ゴミを吸引するだけでなくモップがけによる水拭きも可能なロボット掃除機と、掃除機が集めたゴミを回収しつつさらにモップを洗って乾かすまでを自動でやってくれるステーションがセットになったのが、ECOVACS「DEEBOT X1 OMNI」です。そんな掃除の全機能を1台でこなせるロボット掃除機が、2022年11月25日(金)から2022年12月1日(木)まで開催されるAmazonブラックフライデーセールで大幅値下げされるほか、GIGAZINE特別クーポンコードを使うとセール価格がさらに2000円OFFになるキャンペーンも実施中なので、実際に使い倒してその高性能っぷりをチェックしてみました。

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◆目次
・1:開封・内容物確認
・2:使用準備
・3:実際の清掃風景&ムービー

以下、記事では「DEEBOT X1 OMNI」の箱を開封したら何が出てくるのか、本体やステーションはどういった構成になっているのかというところから実際に使うところまでを順に追っていきます。とにかく動作の様子を見てみたいという人は「3:実際の清掃風景&ムービー」の項目へ飛んでください。

◆1:開封・内容物確認
「DEEBOT X1 OMNI」はゴミ吸引&水拭きができるロボット掃除機DEEBOT本体と、DEEBOTのゴミ収集&モップ洗浄・すすぎ・熱風乾燥をこなす全自動ステーションがセットになっています。外箱から出した内容物はこんな感じで、掃除機本体はさらに小さな箱に入っています。


DEEBOTの箱には本体のほか保証書類、デュアルサイドブラシ、モップパッド2つ、ステーション用電源コードが入っていました。


本体外観、右側面から前方はこんな感じ。バンパー部分は衝突防止センサーも兼ねます。寸法は直径が約36cm、高さは最も高いところまでで約10.5cm。重さはブラシ類がついていない状態で実測4.2kg。


バンパー中央には左からカメラのインジケーターライト、3D物体回避(True Detect)センサー、AIVIカメラが内蔵されています。今回レビューする「DEEBOT X1 OMNI」と以前レビューした「DEEBOT T10 OMNI」との違いは大きく分けて2つあり、そのうちの1つがこの3D物体回避センサーを搭載することでDEEBOT T10 OMNIより正確に障害物を認識できる点です。


左側面から後方。


カバー状の部分は柔らかい素材でできてます。


ここはステーションとのドッキング時のゴミ吸い出し口です。


右側後方には水タンクに通じる注水口があります。DEEBOT X1 OMNIとDEEBOT T10 OMNIとの違いの2つ目はロボット掃除機本体に容量80mlの水タンクを搭載している点です。タンクは本体に内蔵されているので直接見ることができませんが、このタンクがあるおかげで本体からモップに水を直接供給できるため、適宜ステーションに戻らなければならないDEEBOT T10 OMNIより広範囲を一気に水拭きできます。


ステーションはこんな感じ。寸法は幅44.8cm×奥行き43cm×高さ57.8cmで、重さはタンクが空の状態で実測13.95kgです。


背面から見たのが以下。


前面開口部をのぞき込むと、奥に充電用の接点が見えます。


ステーションの天面の手前側はコントロールパネルになっていて、「セルフクリーニングボタン」「開始/一時停止ボタン」「呼び出し/終了ボタン」が並んでいます。


ステーションの天面の裏にはクイックスタートガイドが貼られているので、これに従っていけば短時間で利用開始までの準備を終えることができます。


◆2:使用準備
以下、ちょっとクイックスタートガイドの内容とは手順が前後しますが、使用準備を進めていきます。まずは本体天面のトップカバーを外します。


矢印のラベルがついたバンパーのストッパーを外します。


裏返すと底面はこんな感じ。


中央にはフローティングメインブラシがあります。


前寄りにデュアルサイドブラシのスロットがあり、右は緑色で左は赤色と、左右で色分けされています。


後方寄りにはモップパッド取り付け用のスロットがあります。


モップバッドは、モップパッドプレートからウォッシャブルモップパッドを取り外してお手入れしたり交換したりすることができます。


ブラシとモップを取り付けると以下のようになります。


続いてステーションのタンクに水を入れるため、天面を開けます。


2つあるタンクの内、黒い方は汚水タンク。モップ洗浄後の水をためます。


青い方は清水タンク。使用前に水を入れておけば、本体への給水やモップ洗浄などに利用されます。


中央の間仕切り部分はアクセサリー保管ボックスになっていて、内部にブラシやモップパッドが収納されています。


清水タンクに水を入れてセットします。


電源ケーブルをコンセントに接続します。マニュアルによると、ステーションの左右0.5mと前方1.5mは物体や反射性の物体表面がないように、とのこと。


さらに、操作のためにスマートフォンアプリ「ECOVACS HOME」をインストールします。アプリにはiOS版とAndroid版があります。

インストール方法や初期設定は、DEEBOT T10 OMNIのレビュー記事を参照してください。

障害物をすいすい回避してゴミを吸引しモップで水拭きもできる強力ロボット掃除機&ゴミ回収とモップ掃除・乾燥を自動でこなすステーション付きのECOVACS「DEEBOT T10 OMNI」レビュー – GIGAZINE


インストール後にクイックマッピングをすると、1分30秒ほどでマップが作成されました。赤枠のボタンをタップすることで、「スマート清掃」が開始されます。


◆3:実際の清掃風景&ムービー
まずはスマート清掃中のDEEBOT X1 OMNIの様子です。多くのロボット掃除機は机や椅子の脚が苦手で、ひとまとまりの大きな障害物と認識して机の下を掃除をしなかったり、脚の間にはさまって止まってしまったりします。一方、前述の3D物体回避センサーを始めとする高度なセンシング技術を搭載したDEEBOT X1 OMNIなら、本体の幅と同じくらいしかない足の脚を縫うように移動してすいすいと掃除してくれました。

華麗に障害物をかわす完全自動掃除ロボット「DEEBOT X1 OMNI」はこんな場所にも入っていくことが可能 – YouTube
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部屋をどのように掃除しているかはアプリでリアルタイムにチェック可能です。掃除にかかった時間は、40平方メートルほどの部屋で30分弱でした。

掃除中の「DEEBOT X1 OMNI」をアプリでリアルタイムにチェック – YouTube
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以下の動画を再生すると、障害物を立体的に捉えて回避するDEEBOT X1 OMNIのセンサー性能を試してみるべく、稼働中のDEEBOT X1 OMNIの前に立った結果を見ることができます。

掃除ロボット「DEEBOT X1 OMNI」のセンサー性能をチェック – YouTube
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マッピングした時にはなかった障害物が目の前に現れても、衝突せずに止まります。そのため、「立ち仕事中に掃除を開始したロボット掃除機に足を小突かれて困る」といった心配がありません。また、障害物があって掃除できなかった場所は後で掃除し直すため、「たまたま目の前を通ったせいでそこが掃除されなかった」という問題も起きないようになっています。


バンパーにはセンサーだけでなくAIVIカメラも搭載されているので、以下のように掃除中の様子を映像として保存したり、スクリーンショットを撮ったりする機能もあります。映像は最大15秒ほどで画質もそれほど高くありませんが、掃除中の部屋の様子を見るのに使えます。

ロボット掃除機「DEEBOT X1 OMNI」はカメラで撮影も可能 – YouTube
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また、DEEBOT X1 OMNIは吸引モードで掃除中の吸引力を4段階に設定できます。どれくらい音の大きさが違ってくるのか、聞き比べてみました。

ロボット掃除機「DEEBOT X1 OMNI」の4段階の吸引力をチェック – YouTube
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DEEBOT X1 OMNIの特徴の1つは、吸引による掃除と水拭きを両方こなせる点です。底面のスロットにモップを着ければ自動的に「吸引・水拭き」のモードに切り替わるほか、アプリから「モップがけのみ」モードにすることも可能です。


吸引・水拭きモードのDEEBOT。本体後方でモップパッドがくるくる回転して水拭きしています。


モップに含ませる水の量は「低・中・高」の3段階から選ぶことが可能で、「高」にするとうっすらと床に水滴が残ります。また、DEEBOT X1 OMNIは水タンクを搭載しているので、40平方メートルの広さの会議室を水拭きさせてもステーションに戻る回数は1回だけでした。


DEEBOT X1 OMNIのさらなるポイントは吸い取ったゴミの回収、水拭きしたモップの洗浄と乾燥をステーションで自動的に行えるところです。以下は、掃除を終えてステーションに戻ってきてからゴミ回収、モップ洗浄、モップ乾燥が始まるまでの様子を捉えた映像です。

水拭きをしたら自分でモップを洗濯して熱風乾燥してくれるロボット掃除機「DEEBOT X1 OMNI」 – YouTube – YouTube
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さらに、以下の動画ではモップを洗っている時にタンクはどうなっているのか、通常は閉じているステーションのふたを開けて見てみました。

ロボット掃除機「DEEBOT X1 OMNI」がモップ洗浄中のステーションを開けてみた – YouTube
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性能が高くないロボット掃除機や衝突防止用センサーがないロボット掃除機は、バンパーがぶつかって初めて障害物を検知するので、家具を倒して壊してしまうリスクがあります。また、物に乗り上げたりはさまったりして立ち往生してしまうのを防ぐために、あらかじめ床の上にある荷物を部屋から出したり机の上に置いたりしなければならず、「ロボット掃除機のために人間が部屋をきれいにしておかなければならない」という、なんだか本末転倒な事態が発生することも。

一方DEEBOT X1 OMNIは、極めて高性能なセンサーを搭載しているので家具や人にぶつかる前に回避することが可能で、変な所に入り込んでしまって助けを求めることもほとんどありません。さらに、3リットルの大容量ダストボックスでゴミを最大70日分までためておけて、モップも自動的に洗ってから乾燥させておいてくれるので、掃除に関するタスクのほとんどを単体でこなすことができます。

DEEBOT X1 OMNIの価格は税込19万8000円ですが、Amazon.co.jpで2022年11月25(金)~12月1日(木)まで開催されるブラックフライデーセールでは35%OFFの12万7800円で販売中です。さらに、今回はGIGAZINE読者向けに2000円OFFクーポンが用意されているので、併用すると税込12万5800円で購入することが可能。クーポンは「giga2000」です。

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