米Googleは11月17日、地図アプリ「Google Maps(Google マップ)」の3つのアップデートについて同社公式ブログで発表した。いずれの機能もAndroid/iOSの両プラットフォームで利用可能。
ライブビューでのスポット探索機能を提供開始
9月に発表したライブビューによるスポット探索機能を、11月21日の週よりロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、東京において提供開始する。
スマートフォンを持ち、検索バーのカメラのアイコンをタップすると、周辺にある店舗や飲食店、銀行、ATMなどの場所がオーバーレイ表示される。各施設までの距離や、建物などに隠れて視認できない店も見つけることが可能で、周囲の状況をひと目で把握できる。カテゴリを指定することでレストランやバー、公園、駅などさまざまな施設を探すことが可能で、営業中かどうか、混雑具合、価格帯、評価なども表示される。
EV充電ステーションの検索機能を強化
EV充電ステーションの検索機能が強化され、「Fast charge(急速充電)」フィルターを選択することにより、50kW以上の充電器を備えたステーションを探せる。また、EVのプラグタイプ別に探せるようになり、自分の車と互換性のあるプラグに対応したステーションのみを表示できるようになった。
車椅子での移動が可能な場所の情報がグローバル対応
Google マップでは2020年に、車椅子での移動が可能な場所の情報をオーストラリア、日本、英国、米国の4カ国で提供開始した。このたび、これが全世界で利用可能となる。
設定で「Accessible Places」をオンにすると、車椅子対応の入り口がある場合はビジネスプロフィールに車椅子のアイコンが表示され、アクセスできない場所にある場合はアイコンに取り消し線が表示される。アクセス可能な座席、トイレ、駐車場があるかどうかも確認することが可能。アクセシビリティの詳細情報を提供したい場合は、編集したい企業のプロフィールを探してビジネスプロフィールに追加することもできる。