本連載では【使いこなし編】の第48回から第53回まで、Amazonの「Fire TV Stick」と、アイ・オー・データ機器の「REC-ON」シリーズを組み合わせて、録画したテレビ番組をWi-Fi経由で視聴する環境を紹介した。
これと似ているが、バッファロー版の「nasne(ナスネ)」と、「PS5」やAmazon「Fire TV Stick」、またはスマホや「Chromecast with Google TV」の「torne mobile」を組み合わせて、自宅内のWi-Fiだけでなく、外出先のモバイル回線やホテルで提供されているWi-Fiに繋ぎテレビで視聴する方法や便利な使い方を紹介している。
第127回でネットワークディスクのRECBOXにnasneからバックアップ用にダビングした番組を、Amazon「Fire TV」シリーズやGoogle「Chromecast with Google TV」などのデバイスで見る手法を実践してみよう。
これもすでに連載で使っているが、視聴用アプリは、Fire TVでは「DiXiM Play Fire TV版」を、Chromecast with Google TVでは「DiXiM Play Android/Androidテレビ版」を利用する。
以下の記事ではFire TV Stickを使っているが、最新のFire TVシリーズでお試し視聴が可能なので、いきなり購入せずに再生できることを確認してから購入してほしい。「DiXiM STORE」からライセンスを購入する点に注意が必要だ。使い始めの詳しい方法は、連載の以下の記事を参照のこと。
DiXiM Playを使うと、Wi-Fi経由でRECBOXに転送した番組を視聴可能になる。LAN内のデバイスを選択することで、同じようにnasneの番組も見られる。
操作で特に難しい部分はないが、DiXiM PlayからRECBOXが見つからない時には、双方が同一のLANに接続されているかをチェックする。その上で、リモコンの[≡]ボタンからリストの「更新」をかけよう。
なお、Windows PCでは、「PC TV Plus」を使って再生できる。こちらであれば、nasneとRECBOXの双方のディスクにあるタイトルを並列して表示できるので、バックアップ状態のチェックに便利だ。詳しい使い方は、以下の107回から112回まででnasneを使って実践している。この手法がRECBOXでも使えるわけだ。
ただし、nasneからRECBOXに直接転送することはできないので要注意だ。いったん、連載第110回の手法でWindows PCに転送しよう。
その後、Windows PCにダウンロード保存した番組を、連載第112回の手法でRECBOXにアップロードする。という手順が必要になる。
作業はちょっと二度手間にはなるが、nasneで録画した番組をPCとRECBOXの双方にバックアップしておきたいなら、このような手順を踏むのも1つの方法だろう。ウェブブラウザーでnasneからRECBOXに直接ダウンロードする方法と、管理しやすい方を使ってみてほしい。