岸田氏の先手を取った手法は見事 – 早川忠孝

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岸田さんも変わったのだろうが、岸田さんに付いている参謀役の方も変わったに違いない、と思っている。

岸田さんのやることがドンドン早くなっている。

今日第100代の内閣総理大臣に就任されるが、既に閣僚の人選は終了して公表されているので、余分な手続きはドンドン省いて、先へ先へと進もうとしているようだ。

衆議院選挙までに多少時間を掛けるのではないかと大方の人は予想されていたが、岸田さんは今月の19日に衆議院議員総選挙の公示をして、今月31日を投開票日にすることにした、というニュースが流れてきた。

マスコミがこれまで流してきた観測より更に1週間早めることにした、というのだから、関係者の皆さんは大慌てだろう。

意表を突くという点では、これ以上のことは少ない。

新党設立の動きをされていた方々が岸田さんのこの動きについていけるとはとても思えない。
選挙区調整や選挙協力の話し合いを進めようとされていた野党の方々も面食らっているはずだ。

一気呵成に流れを作ろうとしている岸田さんの手法は、見事なものである。

岸田内閣の発足から間髪を入れず、衆議院解散、衆議院議員総選挙の公示、投開票の実施と一連のスケジュールをこの段階で打ち出した岸田さんの参謀の方々の手腕にも敬意を表しておいた方がよさそうだ。

先手必勝。
相手陣営に考える隙を与えない、というこの手法は、昨年の岸田さんには見られなかったものである。

男子三日会わざれば刮目して見よ、などと言うが、さすがにこの岸田さんの変貌ぶりにはビックリした。

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