筆者は10年間にわたって「Android」を使用してきたが、ついに屈服した。
何カ月も迷った後、筆者は数週間前に地元のVerizonショップを訪れ、「iPhone 14 Pro」を注文した。大げさすぎるように聞こえるかもしれないが、この決断は筆者にとって重大な変化だった。
筆者は、Appleの誇大宣伝に惑わされない自分のことをずっと誇りに思ってきた。何年にもわたって、友人からiPhoneへの乗り換えをしつこく薦められてきたが、自分は一般大衆とは違うことが好きだと言い張って、抵抗してきた。自分の周りは皆、iPhoneを持っている。周りに流されることに抵抗するのは、気分が良かったので、何年もの間、サムスンの「Galaxy」を使い続けてきた。Galaxyは素晴らしいスマートフォンだと今でも思っている。
しかし、Androidでは決して利用できないiPhoneの機能について、友人や家族と何度も話した後、自分のスタンスを考え直すようになった。確かに、筆者は「Galaxy S10+」が大好きで、そのあらゆる部分を大いに気に入っていた。最高級のカメラにカスタマイズ可能なインターフェース、そして何よりも、優れたツールの「オブジェクト消去」。これは、写真から不要な人間や物体を削除できる機能だ(「Google Pixel」にも同様の機能がある)。しかし、結局決め手となったのは、Androidデバイスでは決して利用できないある重要な機能だ。それは、iPhoneを使っているすべての友人とシームレスに通信する機能だ。
筆者がグループチャットに参加すると、すべてのテキストが「緑色」に変わり、チャットが台無しになる、と何度も言われてきた。もちろん、これは、「iMessage」にAndroidとの互換性を持たせることをAppleが拒否しているためだ。そのせいで、「iOS」を使用していない人にメッセージを送信すると、標準の青色の吹き出しではなく緑色の吹き出しが表示される。これはそれほど深刻な不満ではないように感じたので(しかも、100%Appleの責任である)、筆者は無視していた。
しかし、iPhoneを所有していないせいで、もっと重要なほかの利点を享受できていないことに気づいて、考えが変わった。
「WhatsApp」などのサードパーティー製アプリを使用しない限り、Androidの機種とiPhoneの間で、高解像度の写真や動画を直接送受信する簡単な方法はない。以前の筆者はWhatsAppを使用することに何の不満もなかったが、友人たちが一緒に遊んだ直後に「AirDrop」機能を使って写真や動画を共有しているのを見てうらやましくなった。WhatsAppには、動画の画質が低下するという問題もあった。それに、「Googleドライブ」に動画をアップロードしようとすると、AirDropよりもはるかに長い時間がかかる。
これらの理由に加えて、すでに「MacBook」を使用していた筆者は、Appleエコシステムの恩恵を受けられるという事実も、iPhoneの所有についての考えを変えた。 iPhone 14 Proの新しい常時表示ディスプレイなどの機能(Galaxy デバイスで大好きだったもの)や、「Dynamic Island」などの新しく楽しい要素を追加すると、突然、切り替えのアイデアに納得してしまったというわけだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。