Jabra、聞こえづらさをサポートする聴力強化機能付きスマートイヤホン–音楽、通話も1台で

CNET Japan

 GNオーディオジャパンは2月14日、聴力強化機能付き小型スマートイヤホン「Jabra Enhance」(価格:8万9000円)を発表した。聴力の強化、音楽、通話の3機能を1台に備える。発売は2月25日。カメラ量販店やJabraオンラインストア、補聴器取扱い店などで販売する。

 Jabra Enhanceは、日常的な聞こえにくさをサポートする聴力強化機能付き完全ワイヤレスイヤホン。GNヒアリングの聴力強化技術とJabraの完全ワイヤレスイヤホンの技術を1つのソリューションのまとめたグループ初の製品になる。

聴力強化機能付き小型スマートイヤホン「Jabra Enhance」
聴力強化機能付き小型スマートイヤホン「Jabra Enhance」
小型の完全ワイヤレスイヤホンと同等のデザインを採用する
小型の完全ワイヤレスイヤホンと同等のデザインを採用する

 日常生活において聞こえづらさを感じていても、約86%の人は補聴器を使うことへの抵抗感などがあり、対策を施すまでに約6年の期間があるとのこと。GNオーディオジャパンでは、軽度の聞こえづらさに悩んでいる人に注力し、Jabra Enhanceを開発した。

 完全ワイヤレスイヤホン同様のデザインとコンパクトサイズを実現したほか、専用アプリを組み合わせることで、セットアップから聞こえ方のパーソナライズまで、自分だけで完結できることが特徴。イヤホンから聞こえる音を認識することで、聴力のチェックが可能だ。

 イヤホン部には4つのマイクを備え、クリアな通話もサポートする。本来の聞こえに近づける音声処理で、より自然な音質を実現する「ワープ コンプレッション」、騒音の環境下で快適なリスニングとクリアな音声を提供する「環境連動ノイズリダクション」、ハウリングを抑制し音質を向上させる「自動デジタルフィードバック」、正面から聞こえる音声を超指向性ビームで選別し、聞き分けが難しい環境でも声の鮮明さを確保する「両耳連動ビームフォーミング抑制」と4つの聴力強化機能により聞こえをサポートする。

 アプリからは「アダプティブモード/フォーカスモード/サラウンドモード」の切り替えに対応し、聴力やニーズに合わせてカスタマイズが可能。本体のみで最長10時間、充電ケース併用で最長30時間の使用が可能だ。

 IP52準拠の防塵防滴性能を備え、屋外での使用も可能。iPhoneのみ(iPhone 11以降、およびiOS15以降)の対応になっており、Androidでの使用は「ニーズがあることは認識しており、今後の開発計画には入っている」としている。軽度難聴の人が対象のため、聞こえに問題のない人の使用は推奨していないとのことだ。

本体のみで最長10時間、充電ケース併用で最長30時間の使用が可能
本体のみで最長10時間、充電ケース併用で最長30時間の使用が可能

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