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専門知識や予算がない人でも、ブランドイメージや業態に合わせて細かいところまでカスタマイズ可能なオンライン予約フォームをサクッと簡単に作成できるツール「SelectType」が、既存のクレジットカード決済に加えて「コンビニ決済」と「銀行振込」にも対応しました。クレジットカード以外の決済方法を導入することで、これまで訴求しにくかったクレジットカードを持たない顧客にもアピールできるほか、銀行振込を利用すればクレジットカード決済と比較して大幅に手数料を抑えられるとのことで、実際に新たな決済方法を導入してみました。
多彩な支払い方法に対応した決済機能 (クレジットカード/銀行振込/コンビニ決済)| 予約フォーム付き予約システム「SelectType」
https://select-type.com/lp/selecttypePayment/
・目次
◆1：コンビニ決済をSelectTypeに導入してみる
◆2：銀行振込をSelectTypeに導入してみる
◆3：コンビニ決済・銀行振込の料金システム
◆4：まとめ
◆1：コンビニ決済をSelectTypeに導入してみる
クレジットカード決済は顧客とオンライン予約フォームの管理者の双方にとって便利なものですが、中には「クレジットカードは怖いイメージがあるので持っていない」「インターネットで簡単に決済できてしまうクレジットカードには不信感がある」「年齢や収入などの理由でクレジットカードを持っていない」といった人々も大勢います。そのため、オンラインの予約フォームにクレジットカード以外の決済方法を導入することで、訴求する層を大幅に広げることが可能となります。
SelectTypeは豊富なテンプレートを使って簡単に店舗やセミナーなどの予約フォームを作成できるサービスで、設定やデザインを細かく調整して自身のイメージに沿った予約フォームにしたり、作成した予約フォームをウェブサイトに埋め込んだりすることが可能。また、オンライン決済のサブスクリプションサービスや担当スタッフを指名するタイプの予約フォーム、時間指定制予約フォームなど、目的に沿ってピンポイントにカスタマイズできるのも大きな特徴です。
SelectTypeのアカウントや基本的な予約フォームの作成、その他SelectTypeで使用可能な機能については、以下の記事を読むとわかります。
無料＆簡単にオンライン予約システムが作れる「SELECTTYPE」レビュー、ウェブサイトへの埋め込みもラクチンで超絶多機能にすることも可能！ – GIGAZINE
また、SelectTypeには無料版アカウントと有料版アカウントがありますが、無料版でもほぼ全ての機能を使うことができます。そのため、まずは無料版を使ってみて、お店やサービスの規模が大きくなってきたり、予算に余裕が出てきてさらなる拡大を狙いたくなったりした時に有料版へ移行するという方法が取れるので安心。今回導入する「コンビニ決済」と「銀行振込」も、無料版アカウントで導入することが可能です。
SelectTypeの予約フォームにおける決済には、世界最大級のオンライン決済サービス「Stripe」が使用されています。そのため、コンビニ決済や銀行振込をSelectTypeの予約フォームに導入するには、事前にSelectTypeアカウントとStripeアカウントを連携させておく必要があります。まだSelectTypeアカウントとStripeアカウントを紐付けていない場合は、以下の記事を参考にしてStripeアカウントの開設およびSelectTypeアカウントとの連携を完了してください。
無料＆簡単に予約システムが作れてクレカ決済機能やキャンセル料の設定、会員向けの月会費コース導入も自由自在な「SELECTTYPE」レビュー – GIGAZINE
コンビニ決済は、予約を行った顧客がシステムにより通知された支払い番号を持って近くのコンビニへ向かい、現金などで請求金額を支払うという決済方式です。SelectTypeアカウントとStripeアカウントの連携が終わったら、Stripeのダッシュボードからコンビニ決済の有効化を行う必要があります。ダッシュボード右上の歯車アイコンをクリックし……
「製品の設定」画面の左端にある「支払い方法」をクリック。
「コードなしでの支払い方法の管理」画面が表示されます。「アクションを必要とする支払い方法を設定するには、手動設定ページを使用してください。」という文言の、「手動設定ページ」のリンクをクリックして……
「アクションが必要な支払い方法」リストから「コンビニ決済」の項目を見つけ、「アクセスをリクエストする」をクリックします。これでStripe側の審査が始まり、続いて加盟店であるコンビニエンスストアチェーンの審査が行われます。この審査においては、Stripeアカウントに登録したメールアドレスでやり取りを重ねる必要があるため、リクエスト後はメールのチェックを小まめに行うのがオススメ。
加盟店審査を通過すると、「支払い方法リスト」画面にある「コンビニ決済」の項目が切り替わり、「有効」というステータスが表示されます。なお、コンビニ決済の審査には平均で約1カ月ほどかかるとのことで、リクエストしてすぐに有効化できるものではないと把握しておく必要があります。
続いて、SelectTypeアカウントのダッシュボードからコンビニ決済の受付を開始します。画面上部の「予約フォーム」から「事前決済設定」をクリックし……
「予約者に事前決済を行う」にチェックを入れます。
すると、右側に「コンビニ決済での支払いを受付ける」という設定エリアが表示されました。この項目にチェックを入れると……
「コンビニ決済に関するご注意点」というポップアップが表示され、Stripeでコンビニ決済を有効化したかどうかを尋ねられます。すでに完了している場合は「Stripeのコンビニ決済事業者審査にパスしている」をクリック。
これで、作成した予約フォームでコンビニ決済が有効化されました。「閉じる」をクリック。
コンビニ決済はファミリーマート・ローソン・ミニストップ・セイコーマートの4社に対応しています。ただし、Stripeの決済機能の仕様により、120円未満の料金をコンビニ決済で支払うことはできないとのこと。
有効化が完了したので、顧客として予約フォームにアクセスし、コンビニ決済をどのように利用できるのかを確認してみることにします。予約フォームのカレンダーから予約日時を選択し……
時間帯を設定したら「次へ」をクリック。
氏名やメールアドレスなどの必要事項を入力し……
料金を確認して「次へ」をクリック。
すると、「新しいカード情報でお支払い」(クレジットカード決済)と並んで「コンビニでお支払い」という項目が表示されました。「コンビニでお支払い」をクリックして……
「予約を確定する」をクリック。
ポップアップでも「予約を確定する」をクリックすればOKです。
予約が確定すると、登録したメールアドレスにコンビニ決済用の支払い番号および確認番号を記載したメールが送信されます。顧客はこの情報を基にコンビニ決済を行うことができます。
なお、管理者が予約確定設定を「承認制」ではなく「先着順」にしていた場合、「予約を確定する」をクリックすると予約完了画面でコンビニ決済用の支払い番号・確認番号が表示されます。この場合も支払い情報を記載したメールが送信されます。
◆2：銀行振込をSelectTypeに導入してみる
銀行振込もコンビニ決済と同様にクレジットカードを持たない顧客でも利用可能であり、訴求する層を広げる上で役立ちます。銀行振込もStripeを通じて処理するので、以下の過去記事を参考にSelectTypeアカウントとStripeアカウントの連携を済ませておく必要があります。
無料＆簡単に予約システムが作れてクレカ決済機能やキャンセル料の設定、会員向けの月会費コース導入も自由自在な「SELECTTYPE」レビュー – GIGAZINE
SelectTypeアカウントとStripeアカウントの連携を完了させた状態で、Stripeのダッシュボードから銀行振込の有効化を行います。ダッシュボード右上の歯車アイコンをクリックし……
「製品の設定」画面の左端にある「支払い方法」をクリック。
「コードなしでの支払い方法の管理」画面が表示されます。「アクションを必要とする支払い方法を設定するには、手動設定ページを使用してください。」という文言の、「手動設定ページ」のリンクをクリックして……
「アクションが必要な支払い方法」リストから「銀行振込」の項目を見つけ、「アクセスをリクエストする」をクリックします。
すると、「導入可能な支払い方法」リストにある「銀行振込」の項目が切り替わり、「保留中」というステータスが表示されました。Stripeにおける銀行振込の有効化には0～3営業日ほどかかるとのこと。
銀行振込が有効化されると、ステータスが「有効」に切り替わりました。これでStripeアカウントでの設定は完了です。
続いて、SelectTypeアカウントのダッシュボードから銀行振込の受付を開始します。まずはダッシュボードにログインし、上部の「予約フォーム」→「事前決済設定」をクリック。
上部に表示される「予約者に事前決済を行う」にチェックを入れると……
右側に「銀行振込での支払いを受付ける」という設定エリアが表示されました。この項目にチェックを入れると……
「銀行振込支払いに関するご注意点」というポップアップが表示され、Stripeで銀行振込を有効化したかどうかを尋ねられます。すでに完了していれば「Stripeで銀行振込の有効化が出来ている」をクリック。
これで、作成した予約フォームで銀行振込が有効化されました。
早速、顧客がどのように銀行振込を利用できるのかを、実際に予約フォームへアクセスして確かめてみます。予約フォームのカレンダーから予約したい日時を選択して……
時間帯を入力したら「次へ」をクリック。
氏名や電話番号、メールアドレスなどの必要事項を入力し……
料金を確認して「次へ」をクリックします。
すると、支払い方法選択フォームに「新しいカード情報でお支払い」(クレジットカード決済)と並んで「銀行振込」の項目が表示されました。「銀行振込」をクリックして……
「予約を確定する」をクリック。
ポップアップが表示されるので、再び「予約を確定する」をクリックします。
「閉じる」をクリック。
予約が確定すると以下のようなメールが顧客に送信され、顧客が記載された銀行振込用の口座情報を基に振り込むという流れです。SelectTypeで作った予約フォームの銀行振込では、顧客が直接管理者の銀行口座に振り込むのではなく、Stripeが用意する代行収納用の銀行口座に振り込みます。その後、Stripeが振り込まれた金額をまとめて管理者の銀行口座に振り込むという仕組みです。
なお、管理者が予約確定設定を「承認制」ではなく「先着順」にしていた場合、「予約を確定する」をクリックすると予約完了画面で銀行振込用の口座情報が表示されます。この場合も入力したメールアドレスに振込用口座情報を記載したメールが送信されます。
◆3：コンビニ決済・銀行振込の料金システム
SelectTypeで作成した予約フォームにコンビニ決済や銀行振込を導入することは、無料版・有料版アカウントのいずれでも可能です。しかし、決済手数料は無料版アカウントと有料版アカウントで違いが存在します。
[ご利用料金] SelectType:無料で予約システム付ホームページ|予約フォーム/メールフォーム/アンケート/診断テスト
https://select-type.com/price.php#price1
以下の表は、クレジットカード決済・コンビニ決済・銀行振込を使用して決済が行われた際の決済手数料を、SelectTypeのプランごとに示したものです。プランは左から「フリープラン(無料)」「ベーシックプラン(月額1650円)」「プロフェッショナルプラン(月額3300円)」「プレミアムプラン(月額1万1000円)」となっています。
クレジットカード決済の場合、フリープランでは決済手数料が合計5.6％、ベーシックプランでは合計4.9％、プロフェッショナルプランでは合計4.6％、プレミアムプランでは合計4.6％となっており……
コンビニ決済でもクレジットカード決済と同様の手数料が発生します。
一方、銀行振込の場合はフリープランの決済手数料が合計3.5％、ベーシックプランは合計2.8％、プロフェッショナルプランは合計2.5％、プレミアムプランは合計2.5％となっており、全体的に2％ほど決済手数料が安くなっています。たとえ1回の決済金額がそれほど多くなくても、繰り返し決済が行われることによる積み重ねを考えれば、手数料の違いは最終的にかなり大きな差を生み出します。
しかし、クレジットカード決済では事前返金に手数料がかからないのに対し、コンビニ決済や銀行振込の返金には「250円＋消費税」の返金手数料が必要というデメリットも存在します。また、顧客はStripeの通知メール経由で返金用の銀行口座を教えなくてはならないため、双方にかかる手間はクレジットカード決済より増えます。これらのデメリットやメリットを考慮して、コンビニ決済や銀行振込を導入するかどうかを検討するのがオススメです。
◆4：まとめ
SelectTypeでは大手決済サービスのStripeと連携することで、作成した予約フォームへ誰でも簡単にクレジットカード決済やコンビニ決済、銀行振込を導入することが可能。クレジットカード以外の決済方法も用意することで、クレジットカードを持たない層にも訴求することが可能となるほか、銀行振込は決済手数料がクレジットカード決済よりも大幅に安いため、手数料の減少による収益向上も見込めます。ビジネスの拡大につながる新機能が導入されたことで、SelectTypeはオンライン予約フォームの開設や移行を検討する経営者にとってますます魅力的なサービスとなっていました。
多彩な支払い方法に対応した決済機能 (クレジットカード/銀行振込/コンビニ決済)| 予約フォーム付き予約システム「SelectType」
https://select-type.com/lp/selecttypePayment/
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