ほぼ月イチで発売される「かつや」の新商品を食べるのが恒例となっている私(あひるねこ)。というワケで、本日2022年11月4日より販売開始となった『牛バラ焼きとささみタレカツの合い盛り丼』をさっそく食べてきた……のだが。
結論から言ってしまおう。喝だよ喝! 喝、喝、カーーーッツ! カツだけに大喝だァァァァァアアアア!! 生粋の “かつや者” を自称する身としては、今回「かつや」が犯した致命的なミスを見過ごすことなど到底できぬ。今、この場でハッキリ断罪してくれる……!
・かつや新商品
本日発売の期間限定メニュー『牛バラ焼きとささみタレカツの合い盛り』。もはや定番となった「かつや」合い盛りシリーズの最新作である。丼が税込869円、定食が税込979円で、もちろんテイクアウトも可能だ。
今回の新商品について、俺たちの「かつや」は以下のようにコメントしている。
「一つの丼や皿にメインとなるおかずを2種類盛り合わせることで、ご飯の奪い合いが始まります」
おやおや、奪い合いとは穏やかじゃないですねぇ。この発言から予想されるのは、牛バラ焼きとタレカツという超強力なインファイター同士によるバッチバチのブン殴り合い。勝利の女神(ご飯)が微笑むのは果たしてどちらか? 予測不可能な戦いが今、始まる!!
ところが……
丼を見た瞬間に思った。
これもうタレカツの勝ちだろ。
・早くも決着
まず目に飛び込んできたのは、凄まじい勢いで丼からハミ出しまくるタレカツの姿だ。カツというか、ほぼ丸太ですやん。ログハウスでも作るんか。牛バラ焼きサイドも、まさか物理的にリングに収まらない選手が出てくるとは思わなかっただろう。
タレカツ自体は過去にも何度か登場しており、私自身、その大きさは重々承知しているつもりだったが、久々に見るとあまりにもデカすぎてちょっと笑ってしまう。華奢な女子のパンプスくらいあるぞ。箸で持ち上げると、これがまたズッシリ重いのだ。たぶんパンプスより重い。
と同時に、私は「かつや」のタレカツが全メニューの中で一二を争うほど好きである。少し甘めのタレと、肉厚だけど柔らかな鶏ささみ。見た目に反してあまり脂っこくないので、パクパク食べられてしまう。これはホント完全無欠でウマいね。
一方、分が悪い勝負を強いられている牛バラ焼きだが、実は味の強さでいうと、こちらの方が断然上なのだ。甘じょっぱく濃い~タレが絡んだ牛バラ肉は、ご飯を奪うという点において圧倒的な性能を見せつけている。肉の量も決して少なくはなかった。が、しかし……。
・要注目
皆さま、以下をご覧いただきたい。これはタレカツが軽く足を崩した瞬間の画像であるが……よ~く見て欲しい。「え、対戦相手どこ行ったん?」ってくらい脇に追いやられまくった、牛バラ焼きの苦悶の表情を。
KO寸前やないか……!
ただ、これは牛バラ焼きが悪いというよりは、むしろ非があるのはタレカツの方だろう。あのなぁ、プロが素人をフルボッコにしてんじゃないよ。朝倉未来かお前は。戦力差を考えろよ! 登場の時点で分かってだろ、この悲しい結末は!!
それではここで主催者である「かつや」の事前コメントをご覧いただきましょう。
「“モ~” これは ご飯の “とり” 合いだ!」
やかましいわ!
・戦犯
今回の悲劇の責任が、両者の戦力バランスを完全に見誤った「かつや」サイドにあることは誰の目から見ても明らかだろう。それくらいタレカツは不世出の才能なのだ。混ぜるなキケンなのだ。「かつや」は今すぐ商品開発、いや企画会議から正しくマッチメイクし直すべきである。
参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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