ルンバみたいな「水拭き機能つきロボット掃除機」がお買い得らしい。購入したGO羽鳥編集長曰く「少しドジなところがあるけど、よく働くしかわいい」とのこと。かわいいと思うのはヤベェだろ……と思いつつも、よく働くロボット掃除機はうらやましい。ほしいっ！
というわけで、私も1台購入することに。選んだのは、Amazonで最低評価（星1つ）の自動床拭きロボット「もこもこモップん（1000円）」だ。名前のかわいさだけで言えば、おそらく2位に大差をつけて優勝するだろう。そんな「もこもこモップん」の実力とは……
・名前のかわいさは星100
定価がいくらなのかは不明だが、1000円で手に入れたロボット掃除機・モップん。名前と価格から「子供用のおもちゃ」なのかと思いきや、開封したら意外にも “ちゃんとしている風” の箱が出てきた。となると、掘り出し物の可能性もゼロではない。
箱の中に入っていたのは、本体（モップん）、ACアダプター、説明書の3点セット。きっと「充電完了したらGO！」という単純な仕組みなのだろう。
それとオプションで……
交換用のモップも入っていた。
汚れたら水洗いできるらしい。モップは本体裏面にマジックテープで付けるだけだから、交換作業は簡単。うむ、ここまでとくに問題は見当たらない。
さっそく充電しておこう。充電が完了すると緑ランプが点灯するそうだ。
1時間後……
2時間後……
3時間後……
や、やっと緑ランプが点灯した。
ちょっと長い気もするが、このくらい普通なのだろうか。評価が低いと充電時間が長いだけで不安になってしまう。ここでレビューを紹介しておくと……
・地獄のレビュー内容
「満充電の状態から8分で動かなくなりました。8分です。このクオリティなら500円でも買いません」「グリップ力がなく、同じ場所でスリップし続けます」「ぶつかったら方向転換せずにそのまま」などなど……いや頼むぞマジで。
もし3時間充電して8分しか動かなかったら、超温厚な仏様でも「星1つ」と評価するだろう。ただ説明書には、左ボタンが「約40分モード」で、右ボタンが「約20分モード」と書いてあったので「8分」となると不良品の可能性が高い。私なら迷わず交換をリクエストする。
・翌日
──お待たせしました。すべての準備が整ったようです。ええ〜本日、もこもこモップんには、元気に「40分モード」で発進してもらいます。それでは……張り切ってどうぞっ！
ガガガガガ！
おおおおおおおおおおおおお！
メチャメチャちゃんと動いている！
気になる点といえば、壁に思いっきり体当たりしながら方向転換することくらい。いつか壊れてしまうのでは……と心配になってしまうレベルのアタックである。男前過ぎるだろ。
玄関マットに乗り上げることもなく、グイッグイッと方向を変えるモップん。8分どころか、気づけば25分ずっと廊下だけを掃除していたので、途中で持ち上げて他の部屋も掃除してもらった。
高さがわずか7センチなので、ベッドの下にもスイ〜と入っていくし、狭い場所も問題なく通り抜けていく。けっこう頑張っている。
なんか……
かわいいかも。
いや、激カワである。こういうことだったのか。おそらく「とっとこハム太郎」が好きな方は「もこもこモップん」のかわいさにも気がつくだろう。同系統の世界観……だと思う。いずれにせよ、このモップんが「星1つ」なのは信じられん。
しっかり40分働いてくれたし……
ちゃんと汚れも取っている。
結局、フル充電から80分くらい頑張ってくれた。約3時間充電するのがビミョーに面倒だが、1000円のロボット掃除機と考えたら十分ではなかろうか。ちなみに3日程度使用して、今のところトラブルはなし。モップんはよく頑張っていると思う。鬼のようにかわいいし。
──以上のことから、私の評価は4。マイナス点は充電時間のみ。モップんは手の届かないベッドの下まで掃除をしてくれて本当に助かる。しかもめっちゃ一生懸命だし。かわいいし。とにかく、今後も我が家のマスコットキャラクターとして末長く頑張ってもらいたい！
参考リンク：Amazon「自動床拭きロボット もこもこモップん」
執筆：砂子間正貫
Photo：RocketNews24.
