SNS「Twitter」の買収をめぐり態度を二転三転させていたイーロン・マスク氏が、2022年10月28日付けでいよいよTwitterの買収を完了する意向を示したことが明らかになりました。買収に先立ち、マスク氏はカリフォルニア州サンフランシスコにあるTwitter本社に訪れました。
Musk signals $44 billion Twitter deal on track to close this week | Ars Technica
https://arstechnica.com/tech-policy/2022/10/musk-signals-44-billion-twitter-deal-on-track-to-close-this-week/
Elon Musk moves to kill the upcoming Twitter trial | TechCrunch
https://techcrunch.com/2022/10/06/elon-musk-moves-to-kill-the-upcoming-twitter-trial/
Ars Technicaなどが報じたところによると、マスク氏はTwitterを440億ドル(約6兆4000億円)で買収する意向を示し、波乱を呼んだ買収騒動についに終止符を打つとのこと。マスク氏の弁護士が株式投資家に書類を送ったことからも、買収が完了する可能性は高いと見られているそうです。
このニュースを受けてTwitterの株価は3%近く上昇し、記事作成時点で1株53.5ドル(約7800円)となりました。これは、2022年4月にマスク氏が1株54.20ドル(約7900円)での買収契約を締結して以来の高値です。
マスク氏は最初にTwitterの買収を表明して以来、Twitterで活動するボットアカウントが開示資料より多いとの疑惑を理由に、一度は買収を取りやめることを明らかにしていました。しかし、契約不履行を理由にTwitterはマスク氏を提訴。2022年10月17日に審理が行われる予定でしたが、10月28日までに買収を完了すれば裁判を延期するという約束にマスク氏が合意したため、裁判は後日に持ち越されることとなりました。
買収がいよいよ完了しようというなか、マスク氏はシンク(sink)を持ってTwitter本社オフィスに登場。「let that sink in!(身に染みて実感しよう、などの意)」というコメントを付けて動画をTwitterに投稿しました。
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