バーチャル空間「oVice」、モバイルアプリ「oVice Go」の提供を開始

CNET Japan

 oViceは10月25日、2次元のバーチャル空間「oVice(オヴィス)」とのシームレスな連携を可能とするアプリ「oVice Go」(iOS/Android)の提供を開始すると発表した。

 今回提供を開始した「oVice Go」は、Web上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる2次元のバーチャル空間「oVice」との連携を可能とするアプリ。外出先や短時間の離席など、すぐにPCを開けない環境下でもコミュニケーションを継続でき、同じ空間にいるような体験が可能になるという。

 なお、Webブラウザで提供してきた2次元のユーザーインターフェイス(UI)とは異なり、同アプリではUIを1次元に変更。これにより、スマートフォンなどの小さな画面でも、スムーズな操作が可能となった。また、同アプリでは、入室したバーチャル空間のユーザーリストの中から、コミュニケーションを取りたいメンバーを選び、「呼びかけ」「メンションチャット」の送信が可能。

 同社によると、「oVice」はWebブラウザ上で利用できるアプリケーションとしてサービスを提供しているため、表示面積が広いPCでの利用を推奨してきた。しかし、外出や出社がの機会が増えるにつれて、常時持ち運ぶスマートフォン対応についての要望が多数あったことから、同アプリを開発した。

 また、「oVice」ではバーチャルオフィスの提供に加えて、リアルも融合したハイブリッドワークの環境構築に取り組んでおり、その一環として、ワークスタイル領域における新規ニーズの製品化に取り組んでいる。

 具体的には、リアルオフィスに出社勤務する社員の位置情報を、同アプリとリアルオフィスに設置したビーコンを連携させることで取得。バーチャル空間「oVice」上にアバターとして表出させる機能についても予定する。

 これにより、リモートワークと出社勤務が混在するハイブリッドワークにおいて、これまでリモート側から見ることが難しかったリアルオフィスの人の動きを可視化し、双方が常時自然につながる環境の構築を目指す。

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