それを目の当たりにした瞬間、私のテンションは「カーッ！」っとアガった。なぜって、箱に入っているのである。乾物の干し蕎麦が、ビニールのパッケージではなく箱に入っているのだ!! これがホントの箱入り蕎麦！
箱に入った蕎麦は、77回も続いている当連載でも記憶にない。箱を開けたら、中はどんな感じになっているのか。説明書でも入っていたりして……などと妄想は止まらず即購入。帰宅後、マッハで開封すると──
ビニールが2パケ！ 内容量は320gなので、160gが2つ入っている。だいたい蕎麦は1人前が80〜100あたりなので、2人前が2パケ、合計4人前という計算。価格は税込537円だが、1人前は134円と、そこまで高くはない。
ちなみに製造者「株式会社 自然芋そば」は、連載第26回、西友で買った『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』の製造メーカーと同じ。今回もまた同じ「へぎそば」であるし、なんと原材料も全く同じ！
もしやあの商品を箱に入れただけでは……と一瞬は勘繰ったが、100gあたりのエネルギーが今回は350kcalなのに対し、以前の『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』は340kcalg。ホッ……。違う商品と判定しても良いだろう。
デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……
4〜5分ゆでて……
ハイ完成。
して、そのお味は──
へぎそばの色してる。そしてかなり「へぎそば」してる。「布海苔のつなぎ」を確かに感じる。歯ごたえもよい。喉越しも口当たりも良い。シャキっとしている、かなりレベルの高いそば。上等な蕎麦である印象はある。
でも、いつか体感したことあるような……。
あれ……いままでの「布海苔つなぎ系」の何かとすごい似てる。……と、「布海苔」で当サイト内検索をかけてみたところ、やはり以前の『越後伝統へぎそば 自慢ののどごし』がヒットした〜!!
以前の判定は、“「家そば」か「外そば」かで言えば、つゆありなら外。” と評しているが、今回は「まぁ〜、外かな〜」的な印象を受けた。それが “箱効果” なのかはわからないが、以前の商品よりは「上等な蕎麦」であるように思えたのであった。
執筆：GO羽鳥
Photo：RocketNews24
