海外通販サイトで「たまごが自動でニョキニョキ出てくるマシーン」を買ってから、ほぼ毎日おすすめアイテムがメールで届くようになった。ついでに「サッカー選手がお金をシュートする貯金箱」も買ってしまったからなのか、最近メールのラッシュがハンパではない。
内容的には迷惑メールとほとんど一緒なのだが、たまに “掘り出し物” があるからついついチェックしてしまう。そして先日、やはり出会ってしまったのだ……天才的アイデアの調理器具「餃子包みマシーン」に! ダッシュで購入したので以下で詳しく紹介したい。
・餃子包みマシーン
中国から約2週間かけてやってきた「餃子包みマシーン」。価格は送料込みで2359円である。購入後に同じ商品が実はもっと安く売っている(1000円以下)という事実に気づき、メールでおすすめされてもそれが決してベストな商品ではないのだな……と勉強になった。
実物を確認したところ、パッケージの上部がビミョーに盛り上がっているようだ。開けてみると……
思いっきり部品が突き出ていた。もう少し大きな箱に入れるべきではないだろうか。いや、本当はコンパクトに収納できるのにめっちゃ強引に詰め込んだのかも……バイトか社員か分からないけどテキトーに入れてんじゃねえぞ。
ともあれマシーンが登場した。見ての通りの仕組みである。餃子の皮を2枚セットして、ひとくち大のタネを置いたら、ハンドルをグイッと下ろすだけ。本体下部にスライド式のスイッチらしきものがある。
しかし、どっちにスライドさせても何も起こらない(おそらくハンドルをロックさせるものだと思う)。ということは、ハンドルがロックできず常に突き出た状態になり、箱にうまく収まらなかったのか……って、普通に不良品じゃねえかおい。梱包したやつ出てこいや。
それでも一応ちゃんと動くようだ。コンパクトに収納できないくらいなら許そう。
・作ってみた
それでは実際に餃子を作ってみる。軽くぼったくられたうえに不良品ということで意気消沈気味ではあるが、餃子マシーン本来の実力を見せてもらいたい。
皮を2枚セットして……
タネを置き……
ハンドルを下ろす。
ストン……
できた!
なるほど面白い。
慣れてくると、皮をセットしてからタネを置くのではなくて、皮にタネを置いてからマシーンにセットする方が早いことに気がつく。そんなこんなで餃子24個を作ってみた感想はというと……
普通に包んだ方が絶対に早い。
ただ餃子というものがよく分かっていない方(たとえば外国人や、料理をしてみたい子供)にはいいかも。海外の中華レストランではウケる……かもしれない。
それと24個分のタネを用意したのにけっこう余らせてしまった。薄く平べったい餃子ができるのでそういうのが好みだったらおすすめ。もちろん出来上がった餃子は美味しかったぞ。
というわけで、アイデアは素晴らしいと思ったが結果的には少し惜しい商品だった。興味があればしっかり検索して少しでも安いところで手に入れるべし。また「レビュー数」や「注文数」も確認して、1番まともなお店から購入するのが良いだろう。
参考リンク:AliExpress「餃子包みマシーン」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.