量が多いランチは沖縄の食堂にある「Aランチ」だ
沖縄ではカツやハンバーグなど洋食の盛り合わせを「Aランチ」と呼んでいる。多くの食堂にあり、昼以外も注文できる。
お皿の大きさは幅30センチ、奥行き20センチ。トンカツ、ハンバーグ、サラダ、ライスが乗っている。トンカツとハンバーグをどけてみると
茶色いおかず大集合である。おかずエルドラド。
これぞAランチ、というものが食べられてとても嬉しい。…嬉しい。………。頭では嬉しいのだが、胃が追いつかない。
食べきれないぶんは持ち帰ることにした。食欲はないが社会性ならある。
時間をかけて食べきる
持ち帰ると言ってもこの日は東京に帰る日だ。Aランチを持って向かったのは那覇空港。手に持ったビニール袋から漂うおかず臭が胃を刺激する。さっきまで満腹だったはずなのに、ちょっとつまんでみたくなる。
機内でもAランチがある。おかず、ビール、景色(窓際)。大人の三角食べである。まるでファーストクラスだ。
このままこの飛行機が10時間ぐらい飛んでいればいいのにと思う。ペルーに着いても構わない。
帰宅してもまだあるAランチ。永遠に続くような気がしてきた。
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翌日もAランチ
翌日は祝日だったが九段下の会社で自著にサインをすることになっていた。もちろんAランチの残りを持って行った。
Aランチは24時間もつ
はじめは量が多くて食べきれなかったAランチだが、途中で惜しむように食べていた。僕が食べていたのはAランチじゃなくて旅の記憶だったんですね。
といい話風にまとめたので次回はカキとか生ものでチャレンジしたいと思います(しません)。