公園の芝生で寝転がるのが好きだ。
初めて寝転がる時は土とか虫とか犬のフンとか大丈夫かなと思うが、一度寝転がればどうでも良くなる。
柔らかい芝と緑の匂いに包まれて、まぶしい空に自然と目を閉じると、周りの音が遠のいていき、時間がゆったりと流れはじめる。
とても心地よい。
このために生きてると思ってしまうほど最高のひとときである。
芝生での昼寝はすでに心地よいのだけど、よりよくするアイテムを見つけたので、ぜひ聞いてほしい。
枕だ
公園ではレジャーシートやテントでくつろぐ人たちをよく見かけるが、私がおすすめしたいのは枕である。
枕ひとつで大地はベッドになるのだ。
昨年の夏にたまたま枕を公園に持って行く機会があり、試してみたらかなり快適だった。
枕なしで芝生に寝転ぶのが「露天風呂」だとしたら、枕ありは「絶景の露天風呂貸切」くらいレベルが上がる。
ほんのひと手間で、気持ちよさにプラスして贅沢さも感じられるのだ。
この心地よさが忘れられない。
もう一度やろうと思い、枕を持って芝生の公園へ向かった。
枕があるといいところ
枕がないと、頭が地面につくことに抵抗がある。
枕がないと、寝返りを打つのにも抵抗がある。
横を向くと顔に芝の跡がついてしまうし、目や鼻や口が地面に近づくので間違って虫が入ってくるかもしれない恐怖がある。
しかし枕があればその心配は薄れる。
枕がない時よりも格段に寝心地がいい。
枕のおかげで寝転がる時の抵抗が全てなくなり、ストレスフリーでリラックスできる。
気を抜くと本当に眠りに落ちてしまいそうだ。
休日のちょっとした贅沢である。
他の方の迷惑にならないように、ぜひ暖かい晴れの日に試してみてほしい。
帰る途中、公園のベンチに大きな枕が置いてあった。