認めたくはないが、もう秋のようだ。なぜなら、ついこの間までミンミンとセミが泣いていた100万円の古民家周辺だが、今ではシーンと静まり返り、川のせせらぎの音と、「ボトッ、ボトッ」と何かが落ちる音。
そう、栗が落ちてくるのである。
トゲトゲのイガ栗が上から落ちてくるのである。すると、相棒のYoshioがひとこと。「これ、うまいのかなぁ?」と。お、栗ネタ? 面白いねぇ。そんじゃ、リクエストにお答えして拾ってみましょうか……
_人人人人人_
> 痛え! <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄
当たり前のことなのかもしれないが、素手でイガ栗をつかもうとしないように。めちゃんこ痛いぞ! しかし、どうしても栗を手に入れたかったので、
頭に巻いていたタオルを外し、慎重に慎重にイガ栗のトゲをつまむように持ち上げ、タオルでくるんで……と栗拾いをした結果、
なんか髪の毛がすごいことになっていた。
それはさておき、こちらの栗。本当は栗拾いをするときに、靴で踏んづけてグイグイやれば中身だけとれる……らしい。知っておけば、あんなに痛い思いをしないで済んだのに──。
ともあれ、帰宅してから玄関に広げ、
靴でグイグイ踏んづけてみると……
見事な栗が!
で、ここまでの経緯をインスタにアップすると、何人かのフォロワーさんより、「半日ほど水に浸してから冷凍し、熱湯につけると皮がむけやすくなる」との情報が寄せられたので、
水につけて半日おいて
冷凍庫に入れて、
3日ほど寝かしてから、
冷凍庫から取り出して、
熱湯で5分ほど温めて
尻に包丁を入れたら……
ツルンッ!♪
……とはならなかった。鬼皮は剥けるのだが、渋皮がくっついた状態だ。何がいけなかったのだろう。う〜む……。
仕方ないので、ひとつひとつ、渋皮を爪でカリカリしながら剥くことに。栗って、こんなにも面倒くさいものだったのか。ふだん何気なく栗を食べてきたけど、今度から感謝しながら食べることにしよう。
そんなことを考えながらムキムキすること20分──
\(^o^)/ やっと終わった! \(^o^)/
この栗をYoshioに食わせよう。どんな料理にしようかな……としばし考えた結果、「栗ごはん」を作ることに決定。それも、キャンプ道具「メスティン」で作ってみよう。
しかし、気になるのは、栗の硬さ。栗ごはんを作って、炊いて、「カテェ!」となったら嫌なので、
念のため5分ほど茹でて柔らかくしておくことにした。
〜そして翌日〜
メスティンなど料理道具一式を会社に持参した私は、
会社のデスクで栗ごはんを炊飯し始めた。
はやくできないかな〜
固形燃料が燃え尽きたので、
タオルで包んで10分ほど蒸らしたら……
\(^o^)/完成!\(^o^)/
で、これを……
Yoshioに……
どお?
「羽鳥さん、これ、うまいよ!」
<完>
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24