オランダのプログラマーGiliam de Carpentier氏は、父親として誇らしい。彼の赤ちゃんが、よちよち歩きを始めたのだ。
提供:Video screenshot by Leslie Katz/CNET
その赤ちゃんとは、de Carpentier氏が自作した12本脚のテーブルで、すっきりとした外観で、自ら動き回ることができる。同氏は現地時間9月22日、動画を添えて「私のテーブルは、私が望んだように実際に歩けることが分かった」と興奮気味にツイートした。大文字で強調した「歩く(WALK)」という表現は、この家具が持つ極めて珍しい能力を表すのにぴったりだ。
Finished designing, building and assembling most components: Turns out my table can actually WALK as well as I hoped it would! Next steps: Implement remote control, connect a battery, and open up the throttle… pic.twitter.com/m7l8SIAKzA
— Giliam de Carpentier (@decarpentier_nl) September 22, 2022
このテーブルには2つのモーターが搭載されている。de Carpentier氏は、オープンソースプラットフォーム「Arduino」の小さなコンピューター制御装置を使ってこれらのモーターを改造し、電気の供給を変化させることで、テーブルの脚がスムーズに、望ましいペースで動くようにした。
de Carpentier氏は、オランダ人アーティストのTheo Jansen氏が生体力学を応用して設計した「Strandbeest」の脚を参考に、竹の合板で脚を作った。また、テーブルの脚の関節を増やすことで、脚を強化し、安定性を高めた。
This shows the the walking table’s leg mechanism in more detail. So 6 legs, 1 crank and 1 motor for each end of the table, and then drive it like a tank. pic.twitter.com/4c6sjESMji
— Giliam de Carpentier (@decarpentier_nl) September 22, 2022
ゲーム会社のエンジニアであるde Carpentier氏が、歩行するテーブルを作ったのはなぜだろうか。なぜなら同氏はエンジニアで、作ることができたからだ。de Carpentier氏は、テーブルの製作に要した費用を明かさず、「お金よりも多くの時間」を要した、とだけコメントした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。