噂の真打、ついに登場!【家そば放浪記】第64束:伊勢丹の地下で買った、玉垣製麺所『十日町名産 妻有そば』税込303円(1人前151円)

ロケットニュース24

そのパッケージをお店の棚で発見した時、思わず「これかァ〜!」と声が出た。まるで長年探し求めてきた貴重なお宝を発見した勇者のように。噂に聞く『妻有(つまり)そば』は、「いせたんのちか」に鎮座していた──。

妻有そばへのリクエストは合計5件も寄せられており、その人気は圧倒的。中には「おいしいそば乾麺グランプリ3年連続1位」なる看過できない情報も。そりゃ伊勢丹の地下にあるわけだ。サクッと確保し、パケ確認!

パケ裏によると、妻有そばの特徴としては「布のり(海藻)をつなぎに使い、乾麺とは思えないほどの滑らかなのど越し」みたいな感じらしい。

しかし、それよりなにより何がすごいって、ほぼすべての記述に英文が添えられていること。英語の勉強にもなりそうだ。それでいてウマイとなれば、もう言うことはないだろう。期待を胸に、それではさっそく──


デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……


約5分ゆでて……


ハイ完成。


して、そのお味は──


うまいね。特に「喉越し部門」でいうなら最高かも? つるっと。ジュゴッっと。まさしくパッケージに書かれていた「乾麺とは思えないほどの滑らかなのど越し」がそこにはあり、まるで自分の喉がウォータースライダーになったかのよう。ここまで滑り込むように喉を滑り落ちて行った蕎麦は初めてかもしれない。


「家そば」か「外そば」かで言うなら当たり前に「外」。ドッヒェ〜的なインパクトは薄いが(のど越しのインパクトはスゴイが)、じんわりとした「良い蕎麦だな感」を強く感じる。


もしもこの蕎麦を漫画『スラムダンク』に例えるなら、桜木花道ではなく流川楓(かえで)。武士に例えるなら宮本武蔵ではなく佐々木小次郎。切れ味鋭いのど越しは、是非とも一度は体験しておきたい。さっぱりとした、くせのない蕎麦が好きな人にオススメしたい蕎麦だ。


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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