回転寿司で皿の値段を気にせず好きなものを食べる。
これって、全人類共通の夢と言っても過言ではないんじゃないでしょうか?
世にも奇特なるデイリーポータルZ編集部から「5000円あげるから、なんか食べてきなよ」と言ってもらったので、いざ、その夢を実現させてこようと思います!
常に値段を気にしながら
僕は回転寿司でお酒を飲むのが大好きで、特に「スシロー」と「はま寿司」にはよくお世話になっています。ご存知のとおり大変リーズナブルなことで有名な2店。ふだん使う金額の目安はう〜ん、お酒も込みで、1000円代までかな。基本常に、「今、注文合計いくらになってるかな……?」と気にしながら飲み食いしています。
これが、お皿の色が価格ごとに分かれていて、1皿143円の最安皿から、金色の638円の最高級皿まで幅広く揃っている。というようなお店になってくると、心配はなおさら!
まずは最安の「みどり」3皿でお腹をほどよく満たしておいて、ちょっといい「くろ」から2皿、そしてそして、唯一の贅沢に「きん」を1皿! ……は、さすがにやりすぎだから……今日は「こん」……いや「ぎん」のネタでがまんしておくか……。
なんて感じで、もはや食べるよりも値段の計算に注意がいってしまい、店を出たあと、ぜんぜん食べた気がしていないことに気づく、なんてことも。
なので、こういう店で値段を気にせず頼むなんて夢のまた夢。そんな夢が、奇特なるデイリーポータルZ編集部からの提案により、実現してしまうのです!
今日ばかりは遠慮なく
ちなみに上のメニュー写真は、スシローやはま寿司のような低価格チェーンよりもワンランク上の価格帯で、銚子港直送ネタが名物の「すし銚子丸」というお店のもの。どちらも甲乙つけがたい良さがあるのは当然ですが、より原価のかかった贅沢なネタが、幅広く楽しめるタイプのお店です。
ゆえに僕にとっては少し縁遠く、数回は行ったことがあって、そりゃあもう、めちゃくちゃ美味しいことは知っているものの、めったに足を踏み入れられないお店。って、いや、もちろんお手頃なネタもたくさんあるから、そういうの中心に攻めればいいんですよ。ただね、高級なネタの美味しそうさの誘惑が、すごすぎるんだ……。
けどさ、
やっぱり、「大とろ、食ってみたいな……」って思っちゃうじゃないですか。
税込で一貫363円の「インドまぐろ大とろ」!
「インドまぐろ中とろ」(495円)!
お値段なんと……
衝撃の大とろ!
ふだんなら「え〜と……小ジョッキはないのかな?」とメニューをくまなく探し、なければもう少しお得な「ハイボール」(440円)で始めるか……なんて迷いまくってしまうお酒の注文も、今日は躊躇なく、生!
いざ、始めていくぞ〜!
さぁここからは、欲望のままにどんどんいきましょう。
まずはもちろん、
緊張のあまり手が震え、ぽろっとネタを落としてしまったりしないよう、邪道ではありますが直接醤油をたらしてしまって(見た目はよりうまそうになった)、いただきま〜す!
ぱくっ! もぐもぐもぐ。
やばいやばいやばい! ちょっとこの大とろはすごすぎる!
口に入れた瞬間にとろ〜っと溶けはじめて、良い香りと甘みが広がり、それを堪能していると気づくんですよ。ネタがめっちゃくちゃぶ厚いことに! このとろけかただと、そろそろなくなるな〜って予想していると、まだまだなくならない!
このとろ、シャリの倍くらい厚みがあるんじゃないの!? っていう、ものすごい食べ応え! ゆえに、時間の経過とともにまぐろの強烈な旨味が口のなかで倍増してゆく!
食べ終わってしばし呆然……。こういう世界だったのか……銚子丸の、いいネタゾーン。
というか、こんなすさまじい体験ができて税込363円って、むしろ激安なのでは……? また、必ず食べにこよう……。
ちなみに、自分のリアクションを記録するようにはしばらくスマホの動画を回しっぱなしにしていたのですが、見返すと基本的にずっとこういう顔が映り続けていました。
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