2022年8月16日、私、P.K.サンジュンは朝っぱらから盛大にブチギレている。お盆休み明けからこんなことを申し上げたくはないのだが「おい松屋! ちゃんとやれ!!」と声を荒げざるを得ない。
私がブチギレている対象は松屋の店舗及び従業員さんではなく「松屋の本社」そのもの。ブチギレた理由は8月9日から松屋が提供している『豆腐ロカボチェンジ』に重大な欠陥があると判明したためである。
・豆腐ロカボチェンジとは
豆腐のロカボチェンジについては当サイトの佐藤記者が「松屋のロカボチェンジでうな丼のご飯を豆腐に変更したら精進料理みたいになっちまった!」という記事を紹介している。今朝、私が松屋に立ち寄ったのは、その続編のネタを仕込むためだ。
簡単に言うと「牛丼」「カレー」「ビビン丼」「ハンバーグ」など、松屋の定番メニューを『豆腐ロカボチェンジ』して、どれがオススメなのか調べてみようという趣旨。……が、そこには思いもしないトラップが隠されていた。
・いきなり落とし穴
まずは券売機でイートインをタッチし「牛丼」「カレー」「ビビン丼」「ハンバーグ」、さらに「ロカボチェンジ」を選択。しばらく店内で待っていると、やって来たのは「牛丼」「カレー」「ビビン丼」「ハンバーグ」と…… “生野菜 × 4” であった。
あっけに取られてしまったものの、もしかしたら私が購入時にミスしてしまったのかもしれない。ただ、日本語がそこまで達者でない店員さんとのやり取りは要領を得ず、仕方なくイートインで注文した「牛丼」「カレー」「ビビン丼」「ハンバーグ」を変更し、テイクアウトした次第だ。
すぐさまもう1店舗の松屋へ直行したが、やはりパネルには「ロカボチェンジ」としか表示されない。これはいったいどういうことなのだろうか?
・店舗のミスではない
実は以前から「ロカボチェンジ」を展開している松屋。これまでの松屋のロカボチェンジは「ライスを無料で生野菜に変更できる」というものであったが、8月9日から「豆腐も選択可能」になっている。
佐藤記者によれば「俺が行った店ではうな丼だけ豆腐に選択する画面が出たんだよ。カレーは出なかった」とのこと。本来であれば全品で「生野菜 or 豆腐」の表示がされるべきであるハズなのに、豆腐が追加された1週間経った今でもこの有様である。
2店舗目に訪れた松屋では、券売機で購入する前に「豆腐に変更できますか?」と聞いてみたところ、日本人の店長さんが「できます! ……あれ? ……あれ? 表示されませんね。少々お待ちください!」と親切に対応してくれた。
・パネルの不具合?
額に汗を垂らしながら、本部(?)らしきところに電話をかけている店長さん。やがて申し訳なさそうに「パネルが変更されていないようです……。申し訳ありませんが、食券をご購入のうえ口頭で豆腐ロカボチェンジの旨をお伝えいただけますと……!」と事情を説明してくれた。
私が訪れた松屋はいずれも東京のど真ん中、新宿の松屋である。松屋の豆腐ロカボチェンジは「全品」で! 「一部店舗を除く全店舗で」で!! 対応可能なハズ。豆腐ロカボチェンジが導入されてからおよそ1週間。お盆休みがあったとはいえ、松屋の本部……何しとったんや?
朝っぱらから記事のネタにもならない「牛丼」「カレー」「ビビン丼」「ハンバーグ」を持ち帰る切なさ。改めて申し上げよう……「おい松屋、ちゃんとやれ!」と──。
・松屋の本部、ちゃんとやれ
再三の記述になってしまうが、私は松屋の現場の方に対しては、少しも悪い感情を持っていない。外国人の店員さんにも、日本人の店長さんにも、お忙しい中、お手を煩わせたかと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいだ。……が、松屋本部には今なお「ちゃんとやれや」と腹立たしい思いがある。
というわけで、松屋の『豆腐ロカボチェンジ』には重大な欠陥があり得るので、利用者の方は十分にご注意いただきたい。ロカボチェンジの後に「生野菜 or 豆腐」の選択肢が出て来なかったら怪しい! その場合はすぐに店員さんに聞いてみよう。松屋の本部、ちゃんとやれ!