株式会社アイ・オー・データ機器は、ネットワークカメラ「Qwatch(クウォッチ)」シリーズとして、AIと5つのセンサーを搭載した屋内用の「TS-NS410W」を、8月下旬に出荷開始する。価格は2万4310円。
ソニー製の200万画素CMOSセンサー「STARVIS IMX327」を搭載し、画角は水平約90°/垂直約47°。フルHD(1920×1080ドット)の映像を撮影し、H.264や、より高圧縮なH.265の動画をmicroSDカード(別売り、最大128GB)に保存できる。対応する同社製NASへの保存や、後述する視聴アプリからの利用も可能。
STARVIS IMS327の機能により、夜間でも高感度カラー撮影が可能。また、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能で、明暗差の大きな映像を見やすく補正できる。
Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に対応し、5GHz帯、2.4GHz帯での通信が可能。本体背面には100BASE-TXに対応した有線LANポート×1も備える。
動作、人勧、音、気温、湿度の5つのセンサーを搭載。動作検知においては「AI検知」機能により、人のみを認識できる。これらにより、カメラの撮影範囲の明るさに変化があったとき、一定以上の大きさの音が鳴ったとき、人が動いたときや一定以上の人数が集まったとき、などを検知して、通知したり録画を開始したりできる。
Windows用の「Qwatch Monitor」と、Android/iOS用の「QwatchView」の各視聴アプリに対応。映像は暗号化されたうえでP2P通信により送信され、第三者のサーバーを経由しないため、安心して利用できるとしている。同社のマルチデバイス管理サービス「I-O DATA Device Management(IDM)」にも対応しており、遠隔での一括管理が行える。
ONVIFに対応するほか、映像やカメラの情報の取得および設定可能なAPIも公開。さまざまなシステムに組み込んで利用可能としている。
本体サイズは約97×39×98mm(幅×奥行×高さ)で、重量は約150g。ACアダプターと、スタンドおよび固定用ネジ、ゴム足が付属する。