お盆に帰省する、離れて暮らす家族と久しぶりに顔を合わせる、という人もいるだろう。そのような機会にちょっと考えたいのが、「デジタル遺品」のこと。親やきょうだいなど、身近な人にもしものことがあったとき、その人のスマートフォンの契約、PCに保存されたデータ、SNSのアカウントなどは、どのように扱えばいいのだろうか?
身近な人が亡くなったときには、デジタル関係以外でもさまざまなことに対処しなければならないだろう。そうした中でもデジタル関係は特に、普及しだして歴史が浅いためノウハウの蓄積が乏しく、ルールなどの整備が不十分な面も少なくない。
INTERNET Watchでは、デジタル遺品をめぐる現状と事例、および対処方法を紹介する「天国へのプロトコル」を連載している。安心して毎日スマートフォンや各種サービスを利用していくためにも、もしものときに起こることや、有効な対処方法を知り、今、何をしておいた方がいいかを考えておきたい。
個人のスマホの解約、思わぬ理由で手続きできない場合も
いとこ、おじ、おば、のような関係では、故人が使っていたスマートフォンの解約ができないケースもある。身近な人たちに何かがあったときに何ができるか、自分や親族が利用している事業者はどのような対応をしているか、確認しておきたい。
意外なトラブルの可能性! 死後に残るデータを穏便に処分する方法
「自分が死んだらPCのハードディスクを破壊してほしい」は、ジョークとしてもよく言われるが、頼まれた人が本当に実行しようとすると、遺族との間で思わぬトラブルになってしまう可能性もある。
重要なパスワード、家族のために残す安全な方法は?
スマートフォンやPC、各種サービスのパスワードを、誰かのために残したいことがある。ただ「紙に書く」だけでは不安だが、より安全・確実に伝えるには、どのようにしたらいいだろうか?
亡くなった家族のTwitterアカウントは、どうしたらいい?
サービス開始から15年以上となるTwitter、フォロー・フォロワーが亡くなったとご家族から知らされた経験を持つ人も少なくないだろう。もしも自分の家族や身近な人がなくなったとき、アカウントをどうすればいいか? 事例をもとに解説する。