「Google 翻訳」の正規URLから誘導する不審なメールに注意、誘導先で個人情報やカード情報を詐取 誘導先はAmazonやクレジットカードブランドなどをかたるフィッシングサイト

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 「Google 翻訳」の正規URLからAmazonやクレジットカードブランドなどをかたるフィッシングサイトへ誘導するフィッシングの報告が増えているとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは8月9日17時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。

 フィッシングメールの件名は、「【重要】確認情報を取得できませんでした、アカウントは48時間後に削除されます。AMAZONをご利用いただきありがとうございます。」が確認されている。なお、これ以外の件名も使われている可能性がある。

 メールでは、第三者による不正使用の可能性を検知したとし、Amazonアカウントの利用確認のためとして、リンク先へアクセスするよう誘導している。

 リンク先のURLが、翻訳サービス「Google 翻訳」の正規のURL「https://translate.google.com/」で始まるのが特徴。Amazonやクレジットカード会社がGoogle 翻訳のURLにアクセスを促すことは不自然だが、大手サービスの正規のURLのように見えるため、注意したい。

Amazon お客様:
Amazonをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、お客さまのお取引につきまして、第三者による不正使用の可能性を検知したため、以下にアクセスの上、Amazonアカウントのご利用確認にご協力をお願い致します。Amazonアカウントを引き続き使用する必要がある場合は、48時間以内に個人情報を確認してくださ。Amazonへのサポートに感謝します。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋 原文ママ)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先は、Amazon.co.jpのログイン画面を装ったウェブサイトで、ログインの操作をすると、氏名や生年月日、住所などの入力が求められる。操作を続けると、「お支払い方法を確認する」としてクレジットカード情報を入力する画面が表示され、さらに続けると「別のカードを選択して確認してください」とのメッセージで、別のクレジットカードの情報を入力するように求められる。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかのドメインやURLが使われる可能性があるため注意が必要だ。

https://prevent.●●●●.com/

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成することが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。その上で、日頃から、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。

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