我々、ロケットニュース24の編集部メンバーはみんな表情が豊かだ。というか、撮影に慣れているので、上手に表情を作ることができる。
だが、意外にも無表情が苦手だ。そこで! 誰が1番表情を失くし「虚無」の状態に近づくことができるを競いたいと思う。その名も「無表情王選手権」を開催します!
・無表情王は誰だ?
今回エントリーしているのは、私(佐藤)・あひるねこ・GO羽鳥・砂子間正貫・P.K.サンジュン・中澤星児・原田たかしの7名である。
表情は「喜・怒・哀」の3つと「無表情」をそれぞれ順番に行い、その表現の豊かさを競い合う。評価をするのは、この私の独断と偏見による。では行こう! まず最初は言い出しっぺのこの私からだ。
■佐藤英典選手の演技
~喜~
~怒~
~哀~
~無~
評価:我ながら表情豊か、と言いたいところだが、顔の歪みだけで表情を作っていることがわかる。アゴと眉毛の動きの幅は広いけど、それ以外の表現が非常に乏しい。
■あひるねこ選手の演技
~喜~
~怒~
~哀~
~無~
評価:今回優勝候補の1人と目されているあひるねこ選手。近年目覚ましい進化を遂げているだけあって、「喜」と「怒」の表情はかなりの迫力。その反面、「哀」の表情から哀しみが感じられないのが残念。
しかしながら、「無」の切れ味の鋭さはさすがの一言に尽きる。心の中の空洞が目に見えるようだ。
■GO羽鳥選手の演技
~喜~
~怒~
~哀~
~無~
評価:当編集部きっての演技派、GO羽鳥選手。初動の「喜」でいきなり感情が爆発している。続く「怒」でも眉間の力強さを見せつけている。さらに「哀」では今にも泣き出さんばかりに顔を歪め、フィニッシュの「無」で完全に世俗から解脱している。
すべての表情のアベレージが高い。これは好成績が期待できる演技だ。
■砂子間正貫選手の演技
~喜~
~怒~
~哀~
~無~
評価:せんべろシリーズの砂子間少年で、その存在感を示す砂子間正貫選手。もはや感情の所在などどうでも良く、すべてを力で押し切るタイプの演技だ。パフォーマンスはかなり高いのだが、怒っているのか悲しんでいるのかを見分けるのが難しいところ。余談だが、彼は表情を作っている間、動き回るので静止画を撮影するのが難しかった……。
■P.K.サンジュン選手の演技
~喜~
~怒~
~哀~
~無~
評価:普段から感情表現豊かなP.K.サンジュン選手。何でも卒なくこなすタイプではあるが、実のところ無表情がウイークポイントだった。カメラを前にするとどうしても笑ってしまうクセがあるのだが、今回はそれを押し殺して、心を空っぽにすることに成功している。「哀」の表情がもう1つ伸び悩んだが、弱点を克服して何とか自分を出し切った。
■中澤星児選手の演技
~喜~
~怒~
~哀~
~無~
評価:最近ヒゲが板について来た中澤星児選手。スタート直後に得意の笑顔を炸裂させたものの、「怒」と「哀」は意外と穏やか。「無」では目に精気を宿しており、他のメンバーとは違うタイプのイキイキとした無表情でフィニッシュ。
またしても余談だが、この時、撮影係のYoshioの足指が突然つって、私が撮影をすることになった。なぜ足指がつったのか、その原因はいまだ不明である。
■原田たかし選手の演技
~喜~
~怒~
~哀~
~無~
評価:あまり知られていないのだが、原田たかし選手はかなり表情豊かである。他のメンバーのキャラが強すぎて普段は目立たないが、顔面表現の幅は広い。あいにく、前髪が伸びすぎてそのポテンシャルの高さを示し切ることはできなかった。少し痩せたらしい。
さて、以上7名の演技が終わった。あらためて今回のテーマである無表情を見比べてみよう。
まるで指名手配中の詐欺組織みたいだな……。それはさておき、私の独断と偏見で優勝を決めさせて頂こう!
優勝は……。
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初代無表情王はあひるねこ選手です!
魂の抜けたような虚脱感。打っても何も響きそうにない空ろな目。まさに虚無! これぞ無表情である。ということで、初代無表情王はあひるねこ選手に決まりました!
はたして彼は今後も王の座を守り続けるのか? 新たな挑戦者があらわれるのか? 今後の活躍に注目が集まりそうだ。次は第2回の大会でお会いしましょう。さようなら~!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24