ヤマハの「スマホでインターホン」。ボードの読み取りでスマホを呼び出す簡単さ

GIZMODO

QRコードで呼び出すトランシーバーみたいな?

玄関先のインターホンは、ピンポーンと鳴るのは玄関モニターがあるところなので、寝ている間や風呂場やベランダにいると聞こえないことがありますよね。聞こえたとしても、通話ボタンがあるところまで駆けつけなければならず、手が離せないときは間に合わなかったがために不在票だけが残されてしまうことも…。

それがQRコードを読み取ることで、互いのスマートフォンをインターホンとして通話ができるのが、ヤマハの音による認証技術「SoundUD」を活用したサービス「スマホでインターホン」。スマホなら玄関モニターより身近にあるので、ドアベルを聞き逃すことが減りますね。

自分のスマホなら公共機器に非接触で済む

この機能は個人宅や事務所などに限らず、たとえばコロナ禍で従業員が少なくなったスーパーや倉庫などでも使えます。来客も従業員もスマホを使うものの、電話番号など個人情報が表示されないのが利点です。加えて海外からの人は自動翻訳機能が使え、耳が不自由な人のためにテキスト化もされ、キーボードから文字入力もできます。任意のURLを送信することもできるので、既存の地図画面などを見てもらうなど、よりきめ細やかな対応ができるようになります。

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Image: YAMAHA

URLや動画も共有可能

ほかにもこのQRから「ボット機能」と呼ばれるタッチ式の案内板へ飛ぶことで、目的とするサービスへいち早くアクセスでき、係員が対応する前に解決する場合も出てきます。カメラで映した映像を共有する機能もあるので、たとえばトラブルを見つけた現場を、動画でお店に伝えることも可能です。

最近は交番もお巡りさんがおらず、電話機がポツンと置いてあるだけだったりして…駆け込んだのに無人で、さらに怪しい人がついてきたときなんか怖いですもんね。こうした技術も併用できたら、より安心かと思います。

近い将来はインターフォンもいらなくなったり?

もし「スマホでインターホン」が普及したら、個人宅で電話機が減っているように実機を設置しない人も増えるかもしれませんね。

「SoundUD」技術は、無人コンビニの入店や特典付与に使えると実証店舗をオープンさせたばかりです。音の読み取りがアプリのトリガーになることで、無限の可能性が広がりますね。

Source: Twitter via YAMAHA

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