先日は新たに購入した4Kモニターを利用して、自宅にマルチディスプレイ環境を構築した。さっそくテレワークの役に立っているが、使っている中でいろいろと不自由に感じる点も出てきている。
……この記事を書いている時点で、東京都でまん延防止等重点措置が解除されてから109日が過ぎた。
私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフが可能な範囲でリモートによる業務を行っている。その中で、今回はWindowsの設定変更、フリーソフトの導入などで、マルチディスプレイ環境における作業効率の向上に取り組んでみた。
7月4日(月):縦置きのサブモニターに専用の壁紙を設定してみた
モニターの新規購入に合わせてマルチディスプレイ環境を構築したわけだが、単純に表示領域が広がったこともあって、いろいろと仕事が捗っている。ただ、いくつか気になっている点もあって、そのうちの1つがサブモニターに表示されている壁紙だ。
サブモニターは机の上で縦位置にして置いてあるので、Windows 10標準の壁紙が縦に引き延ばされて表示されてしまう。そこで、ネット上から縦長の壁紙用画像をダウンロード。Windowsの設定で、サブモニターのみ壁紙を入れ替えてみた。
これで、サブモニターにも壁紙が違和感なく表示されるようになった。縦長の壁紙はネット上から色々なものが無料でダウンロードできるので、引き続きお気に入りの1枚を探してみたい。
7月5日(火):サブモニターの電源を簡単操作でオフにしたい
これまでマルチディスプレイ環境で作業をしてきて、1つ気になったことがある。それが、ディスプレイが増えたことで、“目の負担も大きくなったのではないか?”ということだ。
筆者は眼精疲労から来る頭痛に悩まされがちなので、画面表示の輝度は映像がキレイに見えるギリギリの低さに設定している。それでも、モニターが横に2台並ぶと、それだけ多くの光が目に入ってくるので、負担になっているような気がするのだ。
そこで、画面を広く使わない時は、サブモニターを非表示にしておくことにした。ただ、縦位置に置いてあるサブモニターは、電源ボタンが手の届きにくい場所にあるので、「Win」+「P」のショートカットキーを利用することに。ここで表示されるメニューから、「PC画面のみ」を選択すると、サブモニターの電源が自動で落ちた。再び映像を表示させたい時は、先ほどのメニューから「拡張」を選ぶだけでいいので、これならいつでも手間なくサブモニターの電源をオン/オフできそうだ。
7月6日(水):モニターごとの輝度をもっと手軽に調整したい!
ショートカットキーを利用することで、サブモニターを使っていない時は電源をオフにできるようになった。ただ、日常的な作業中にはサブモニターを使いたいので、この時にも目の負担を軽減させたい。
ノートPCの中には「FN」キーと組み合わせるなどして、輝度調整用のショートカットキーを用意している機種も多い。私物のデスクトップPCは自作のためショートカットキーがないが、NVIDIA製のグラフィックボードを搭載しているので、公式ユーティリティからディスプレイごとに輝度を調整できる。ただ、いちいちアプリを起動して設定をいじるとなると、気軽に輝度を調整するのは難しいので、フリーソフトの力を借りることにした。
今回利用するのは「Twinkle Tray」というフリーソフトだ。通知領域に常駐するタイプのアプリで、アイコンをクリックすると、モニターごとに輝度調整用のバーを表示。このゲージを調整することで、輝度を簡単にコントロールできる。
設定画面からはソフトをスタートアップに登録することも可能。輝度コントロール用に特化されたシンプルなソフトなので操作性もよく、これなら気軽にモニターごとの輝度を調整できそうだ。