ウェザーニューズ、お天気アプリに「電力需給予報」機能を実装–電力会社向け予測を応用

CNET Japan

 ウェザーニューズは6月29日、同社のお天気アプリ「ウェザーニュース」のiPhone/Android版に「電力需給予報」機能を実装した。利用は無料。

 同社のエナジーフォーキャストセンターによる独自の電力需要予測と、電力会社から発表される電力の供給力のデータをもとに、国内の全電力エリア(10エリア)ごとの「電力ひっ迫度(電力使用率)」を予報する機能。ウェブ版も用意されており、こちらも利用は無料。


スマートフォン版の画面イメージ

 エナジーフォーキャストセンターは、2022年6月に設立。国内10電力エリア毎に最適化された電力需要予測に特化した独自のAIモデルを活用し、電力会社などに向け、全電力エリアの需要予測を行っている。

 電力需給予報では、長年電気事業者向けにサービスを行ってきたというウェザーニューズのデータ分析技術や需要予測の知見を活用。電力会社が保有する電力消費実績データと気象データを過去数年分学習させて構築したAIモデルに、最新の電力データと気象データを30分毎に取り込み、電力需要を算出しているという。

 また、ウェザーニューズアプリのユーザーから寄せられる天気や体感などの報告も活用し、精度向上を図っている。

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