150種類のゲームが内蔵されたポータブルゲーム機をAmazonで購入した。価格は3397円。昔懐かしの「ファミコン コントローラー」をイメージさせるレトロなデザインで、子供の頃のようにゲームに熱中できそうだ。ただし過去の名作を楽しめるわけではなく……
レビューによると「クソゲーが150本も収録されている」らしい。いや逆に気になるんですけど。ってことで、さっそく色んなゲームをプレイしてみることにした。
・Amazon評価1.8の携帯ゲーム機
商品名は「ミニゲームセンター おもちゃゲーム機、150種類8ビットのゲーム（並行輸入品）」。8ビットゲームなので、おそらく初代ファミコンのようなゲームが色々入っているのだろう。3397円で150種類のゲームが楽しめるならお買い得だと言える。
箱の中にはゲーム機本体と説明書が入っていた。単4電池を3本セットしたらすぐにプレイできるらしい。また、150種類すべてのゲームタイトルと写真も小さくのっている。誰が見るんだよ……と思いながら電池をセットした。準備完了である。
電源を入れると……
「RETRO GAME」という文字が浮かび上がった。そして同時に流れ出すレトロなミュージック。昭和のゲームセンターのようだ。ドキドキわくわくした子供の頃を思い出す。
ミニゲームのタイトルは1本も分からないが、きっと子供でも楽しめるゲームが揃っているのだろう。とても楽しみだ。
・嘘だろ
それでは試しに『MATCH STICK MAN』なるゲームをプレイしてみよう。タイトル画面から察するに格闘ゲームだと思われる。どうやら「赤色が私」で「黒色が対戦相手」のようだ。操作方法が分からなくても問題ないだろう。軽く倒せるはず。
と一瞬でも思ったのが間違いだった……
コンピューター強ぇぇぇええええええ！
全然勝てねぇぇぇえええええええええ！
容赦なくフルボッコにされてしまった……トラウマになるレベルの敗北。少しくらいは殴られることも蹴られることも想定していたが、まさか地面にビタンビタンと叩きつけられるとは。
・ムズイ
気を取り直して、他のゲームも色々やってみた。『DINOSAUR WAR』は恐竜の親がプレイヤーとなって敵から子供を守るゲーム。火を吹いて空から来る敵をやっつけたらクリアだ。心の傷を消し去るために今度は相手をボコボコにしたい。
…………
子供は連れ去られてしまった。
『FROG JUMP』はカエルがジャンプするゲームだ。ルールがよく分からないので、テキトーに葉っぱの上をジャンプしてみたところ……
GAME OVER
『MONKEY JUMP』は主人公が猿を飛び越えていくゲーム……だと思う。というのも、最初に出会った猿を飛び越えることができずにゲームオーバーとなったので、よく分からないのだ。スーパーマリオで言えば、最初のクリボーで死にまくるようなもの。クソッ。
サッカーのPK戦をするだけのゲーム『FOOTBALL』なら勝てると思ったが、めちゃめちゃいいコースに強烈なシュートを放っても……
キーパーうますぎィィィイイイイイイ！
結局、どのゲームも気持ちよくプレイさせてもらえず。初心者相手にそこまでガチでやらなくても……と引いてしまうほどコンピューターは強かった。ルールが分からないゲームも多く、ちゃんと楽しめるようになるまで少し時間がかかりそう。倒し甲斐は死ぬほどあるけどな。
そんなわけで、なんだかんだ言いながらも子供の頃のワクワクを思い出しながら新鮮な気持ちで様々なゲームに挑むことができたぞ。懐かしのファミコンゲームは内蔵されていないが、Amazon評価以上の満足度は得られるだろう。興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。
参考リンク：Amazon「ミニゲームセンター おもちゃゲーム機、150種類8ビットのゲーム（並行輸入品）」
執筆：砂子間正貫
Photo：RocketNews24.
