AirTagを使ってのストーキングが殺人に発展するという痛ましい事件が米国で発生した。
これは米インディアナ州で、同居中のボーイフレンドの浮気を疑った女性がAirTagを使って彼の居場所を追跡し、バーで彼が別の女性と居合わせているのを発見。女性に暴力を働いたのち、止めようとしたボーイフレンドを車ではねて死亡させたというもの。逮捕された女性はボーイフレンドの車の後部座席にAirTagを仕込んでおり、それを追跡してバーへと現れ、二人に鉢合わせしたことによって凶行へと発展したとみられる。AirTag絡みの事件は世界中で報告されているが、AirTagを使って盗まれた車や私物を発見したというニュースか、見知らぬAirTagが身近に取り付けられていたというニュースがほとんどであり、ストーキングの結果、被害者が死亡するにまで至ったケースは珍しい。AirTag自体に罪はないとはいえ、これらの事件はAirTagが招いた殺人事件としてメディアで取り上げられる騒ぎになっている。同様の悲劇が繰り返されないことを祈るばかりだ。