株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は6月2日、同社が管理を行うJPドメイン名の登録数が170万件を突破したと発表した。JPドメイン名とは、末尾に「.jp」が付くドメイン名。その登録数が6月1日、170万711件(前年比6万1180件増)となった。
JPドメイン名の登録数は、2019年6月1日に156万6647件(前年比5万486件増)、2020年6月1日に158万9085件(同2万2438件増)、2021年6月1日に163万9531件(同5万446件増)というペースで増加してきた。
このJPドメイン名は、「汎用JPドメイン名」「属性型・地域型JPドメイン名」「都道府県型JPドメイン名」の3つがある。
「汎用JPドメイン名」は、日本国内に住所がある個人・組織であればいくつでも登録できるドメイン名で、「△△△.jp」という形式。「△△△」の部分には、英数字(ASCII文字)だけでなく日本語も使える。登録数は115万4409件で、JPドメイン名全体に占める割合は67.9%だ。
「属性型・地域型JPドメイン名」は、日本国内に住所がある企業や団体などの組織が、1組織につき原則1つだけ登録できるドメイン名。例えば企業の場合は「.co.jp」、政府機関は「.go.jp」、ISPは「.ne.jp」などとなっている。登録数は53万4616件で、全体の31.4%を占めている。
「都道府県型JPドメイン名」は、「△△△.tokyo.jp」や「△△△.北海道.jp」など47の都道府県名を含む構造のドメイン名。日本国内に住所がある個人・組織であればいくつでも登録でき、「△△△」の部分および都道府県名の部分に日本語を使うことができる。登録数は1万1686件で、全体に占める割合は0.7%だ。