Appleは、Apple Watch向けに「watchOS 9」を公開した。新たなOSでは文字盤の追加のほか、ワークアウトアプリのアップデート、睡眠記録に睡眠ステージの追加、心房細動履歴の確認や服薬リストの作成などができるようになった。
新たに追加された文字盤は「ルナー」、「プレイタイム」、「メトロポリタン」、「アストロノミー」の4つ。「モジュラー」、「モジュラーコンパクト」、「特大」などの文字盤はさらにカスタマイズでき、「ポートレート」文字盤では、犬や猫、風景などの写真で深度エフェクトが使用できるようになった。
ワークアウトアプリでは、「ペース」、「パワー」、「心拍数範囲」などの新しい測定値が表示されるほか、トライアスロン選手向けの「マルチスポーツ」やランナー向けの「ランニングフォーム指標」が追加された。また、スイミングでの機能としてキックボードが検知されるようになった。
睡眠に関する機能では、睡眠記録に新たに「睡眠ステージ」が追加された。睡眠ステージでは、Apple Watchの加速度センサーと心拍数センサーからの信号で、レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠の3つの状態を検知する。ユーザーは睡眠ステージで各状態にいた時間を確認できるほか、iPhoneのヘルスケアアプリで睡眠時の心拍数や呼吸数などをあわせて確認できる。
また、watchOS 9では心房細動履歴機能を有効にすると、心房細動の兆候が現れたおおよその頻度などを確認できる。このほか、服薬リストが作成できるようになった。服用スケジュールとリマインダーを設定し、薬の情報をヘルスケアアプリで確認することで、薬やビタミン、サプリメントの管理と記録ができる。
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