回転寿司にやたらうるさい男、中澤星児は以前、石川県の「もりもり寿司」をべた褒めしていたことがある。編集部内でも1、2を争うほど、回転寿司にうるさいアノ男がだ! そんなにもりもり寿司はウマいのら、1度味わってみたい……。
彼はその当時知らなかった、関東にももりもり寿司があることを。つまり石川県に行かずとも、その味を知ることができる。ってことで実際にお店に行ったら、マジでもりもりだった!
・もりもりなもりもり寿司
関東のもりもり寿司は、東京・埼玉・神奈川に計5店舗ある。私(佐藤)が利用したのは横浜市の東急百貨店たまプラーザの店舗だ。
看板に「まわる寿司」と書いてあるけど、レーンに寿司は回っていない。今のご時世、くら寿司のようにフタ付きでない限り、寿司を回すのは難しいもんなあ。だからといって、レーンを止めるのもちょっと味気ないし、悩ましいところだ。
そんなわけでレーンに寿司はなく、注文は卓上のタッチパネルで行う。
まずは1回戦目は「長崎県産真あじ」(税込390円)、「長野産信州生サーモン」(税込390円)、「いか3点盛」(税込310円)の3皿を頼んだ。日本海産だけで攻めるべきだったか。しかしまずは口慣らしだ。
ネタは能登の漁港から直送とのことなので鮮度は高く、肉厚で身が締まっている。なかなかのもりもり具合だ。
お次はサーモン。あれ? 長野産だって!? 長野には海がないのに?
実は「信州サーモン」はニジマスとブラウントラウトを交配させたブランド魚で、水産試験場で10年をかけて開発されたものなのだとか。身は甘くてとても柔らかく、とろけるような食感である。これもかなりもりもりだ。
続いては、お店の人気メニューの1つ、「もりもり3点盛」(税込1490円)。ぼたん海老と生うに、それに本まぐろのとろの3点である。
生うにはまさしくもりもり! 箸でつまみ上げたら、山頂付近が崩壊するほど盛りに盛られてる! 間違いなくウメェエエエ!
とろはネタがデカすぎてシャリを覆い隠してしまっている。これまた、もりもりしちゃってるぅうう!
さらに追加で、のど黒・がす海老・ずわいがにの北陸3点盛(税込1060円)を注文。いやはや参った、これぞ北陸。石川の幸、まぶたを閉じると能登半島が見えてくる美味さだ。もちろん全部もりもり。
そしてシーフードサラダ軍艦(税込310円)でフィニッシュ。マヨネーズで和えた魚介があふれ出ている。言うまでもなく、もりもりであろう。
という訳で、もりもり寿司は何を食ってももりもりだった。紹介した寿司の写真を、もう1度振り返ってみてほしい。どれもシャリがほとんど見えていないはずだ。
つまりネタがもりもりサイズ! 「魚をしっかり食わせてやろう」という気概を感じることができた。その心意気さえももりもりだ! ってことで、魚をトコトン堪能したい人は、もりもり寿司でもりもり食うべし!
・今回訪問した店舗の情報
店名 北陸金沢 まわる寿し もりもり寿し たまプラーザ店
住所 〒225-0002 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1丁目7 5F
時間 11:00~21:00
定休日 なし(施設に準ずる)