藤巻健太衆議院議員が、金融教育をテーマに「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」と財務金融委員会で話したことについて、異論や反論が起きています。
「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」
金融教育をテーマに、財務金融委員会で議論させて頂きました。 pic.twitter.com/aUmlrvSaKv— 藤巻健太 衆議院議員 (@Kenta_Fujimaki) May 17, 2022
よりにもよって三角関数と比べてしまうところに、数学のセンスがないのではないかという指摘が多いです。
三角関数を実用で使ったことがない者が、金融経済を学んでも無駄だと思うがな。三角関数のほうが、金融経済よりずっとこの世界の基本に近いところに在る知識だから。 https://t.co/KhUTisXFoy
— 松浦晋也 (@ShinyaMatsuura) May 18, 2022
三角関数の必要性は一般的に知られていないので悲しいです。
三角関数って高校数学が役に立たないものの例としてよく挙げられるんだけど、あれほど役に立つものないからそういうのってスジが悪いんだよな。
— 加藤公一, Като Кимикадзу(はむかず) (@hamukazu) May 18, 2022
三角関数は金融でも当然使われています。
三角関数ではなく金融経済を学ぶべき
→複利計算で指数関数は必要
→ここで金利が虚数だとしましょう— Iwao KIMURA (@iwaokimura) May 18, 2022
三角関数は現代社会を維持するうえで、みんなが理解する必要はないですが、必要不可欠な知識なので軽視しないでほしいものです。
三角関数が何の役に立つかを知ろうとしないのは自由だけど、三角関数を分からない人でも便利な生活を送れるような社会を三角関数を分かる人達が維持してくれているのは知っておいた方が良い。
— 武田紘樹 (@tomatoha831) May 18, 2022
三角関数がなければ、家電は動作しませんし、スピーカーから音は聞こえず、スマートフォンの通話もできなくなります。なにより金融にも使われています。
幾何学を解析学に繋いでいるのが三角関数だから、三角関数を捨てるってのは解析学、つまり微積分を捨てるってこと。微積分を捨てた金融理論なんてあり得ないわけで、つまりそういう理屈なんてわからなくていい、単に「金融界の良いお客さんが増えればいいね」くらいに思っているのだろう。 https://t.co/6nGe0qo7T1
— 岡田哲哉 (@t_okada) May 18, 2022
三角関数などとそれよりもっと基礎的な算数の理解をごっちゃにして日本の教育議論が進んでいるところは悩ましいところですが。
学力は日本の方がはるかに高いです。OECDの長期にわたる調査でも16歳と成人の読み書き算数基礎力、高校卒業率、いずれも日本は1960年代から高くイギリスやフランスのはるかに上です。私立中入試問題も日本の方が遥かに難しい。イギリスは推薦やコネである程度解決です。偏差値がありません
— 谷本真由美 (めいろま) 「世界のニュースを日本人は何も知らない3」発売中 (@May_Roma) January 9, 2020
今回の議論で、三角関数の必要性が知られるといいですね。