パントマイムといえば、が~まるちょばである。
が~まるちょばといえば、スーツでモヒカンである。
ということはスーツでモヒカンは、それだけでパントマイムである。
ということで今回は、が~まるちょばの扮装さえすれば何をやってもパントマイムにみえるかどうか検証してきたので報告したい。
が~まるちょば=スーツでモヒカン=パントマイム
パントマイムとは、実際には無い壁やエスカレーターなどを、あたかもその場に存在するかのように身振り手振りで演じるものである。
そのパントマイムの世界的パフォーマー、が~まるちょばは揃いのスーツにモヒカンというスタイルで我々の脳裏に焼き付いている。
ということは、が~まるちょばの格好をすれば、実際にある壁を触ったり、エスカレーターに乗るだけで、あたかもパントマイムをしているようにみえるのではないかというのが今回の検証の趣旨である。
あたかもみえない壁のパントマイム
2022年現在、が~まるちょばは一人ユニットとなっているが、二人組のイメージが強いということで、今回はライターの江ノ島さんにご協力いただき、二人組のが~まるちょばの扮装をして検証することにした。
非の打ち所がない扮装ができたところで、さっそくパントマイムの王道、見えない壁のパフォーマンスをやってみよう。
おお!実際にあるガラスの壁に手を置いているだけなのに、あたかも実際にはない壁のパントマイムをしているようにみえる!
万が一みえないとしたら、逆に何にみえるか聞きたい!
一周回って普通のパントマイム
ここまでで、この扮装をすれば本物のガラスに手を置くだけで、あたかもみえない壁のパントマイムをしているようにみえることがわかった。
ならば、実際にパントマイムをしてみても、やっぱりパントマイムにみえるのではないかという一周回ったロジックで普通に壁のパントマイムを試してみる。
林さんとトルーさんは「壁があるように見えます!」「うまくなっている!」と言ってくれていた。
画像をみる限りでは、雰囲気作りで褒めてくれていたか、二人がうそつきかのどちらかだろう。
江ノ島さんからの手紙
「が~まるちょばになってください」と連絡をもらったとき、ただジャケットを着て撮影するだけと思っていたのに、当日、モヒカンのカツラが出てきて「これをかぶるのか?おい、本当にかぶるのか?」と焦りました。しかし 岡村さんが躊躇なくかぶりはじめて強さを感じるとともに、ゴールが見えてない撮影ってこんなにも不安になるのかと感じました。
あたかも重い物を持つパントマイム
つづいて街にあるものでパフォーマンスしてみることにした。
意外にも扮装系の記事の少ないという江ノ島さんはガチガチに緊張していたが。
では、この扮装で重いものを持つだけで、重い物を持つパントマイムに見えるか試してみよう。
おお!本当は重くないものを、あたかも重い物をもつパントマイムをしているように見える!
私にはこのあと、この看板を江ノ島さんが片手で軽々と持ち上げる姿までイメージできる!
江ノ島さんからの手紙
パントマイム中も何を撮影しているのかよくわからず、ただただ周りの視線におびえていました。
逆にノリノリで撮影をする岡村さんを見て、恐怖以上のなにかの感情が芽生えました。現代の日本語では表現できない感情です。
あたかもエスカレーターのパントマイム
つづいてパントマイムの代名詞ともいえる、エスカレーターに乗っているように見えるパフォーマンスだ。そのためにエスカレーターに乗った。
しかし、ただエスカレータに乗っているようにしかみえず、撮影を担当してくれたトルーさんから以下二点のアドバイスをもらった。
ということでアドバイス通りにやってみよう!
おお!これは、まるでパントマイムのエスカレーターのようではないか!!
上りエスカレーターもやってみる。
上りも下りも問題なし!
パントマイムのコツは寸劇とキメ
ここまででパントマイムには小芝居とキメが大切なことがわかった。
ということは、それを使えば本物のパントマイムもできるようになっているのではないか?
さっそくやってみよう。
予想に反して意外とできてるな。
「みえない」という予定だったが、これまでなんどか撮影した結果、だんだんパントマイムの腕前が向上しパントマイムにみえるようになっていて驚いた。
あたかも腕が伸びるパントマイム
が~まるちょばのパフォーマンスで忘れちゃならないのが、ついたてを使ったパントマイムだ。
イラストのようについたてで隠すことで、一方の腕が伸びてみえるというアレである。
これをやってみよう。
このパフォーマンスは、過酷な撮影の中で芽生えた信頼関係の証しなのである。
あたかも坂のパントマイム
街を歩きながら撮影していると坂があった。そこで林さんから「が~まるちょばだったら、この坂で何をするんでしょうねえ?」とお題をいただいた。
林さんのお題に対して、我々が出した回答はコレだ!
実をいうとこのパフォーマンス中、私ははずみで江ノ島さんのズボンをずりさげ、彼の生尻を目の当たりにしてしまったことで激しく動揺していた。
が~まるちょばの完成系へ
が~まるちょばといえば、スーツでモヒカンだが、サングラスも必需品であることを忘れていたので撮影も終盤だが買いに行くことにした。
完成系となったが~まるちょばの扮装で撮影することにした。
交差点でポーズを撮りつづけていると信号はまだまだ青だったが、突然江ノ島さんが「そろそろ信号変わりますよ!!」と大きな声で言った。
怒っていたのかもしれない。
江ノ島さんからの手紙
いつも以上の疲れと共に「これで本当に大丈夫なのか?」と疑問を持ちながらも、ふと横を見ると渋谷の夕日に照らされた岡村さんの顔はとても充実感で満ちあふれていました。満ちあふれるなよと思いました。
検証を終えて分かったこと
・が~まるちょばの扮装をしていれば、なんでもパントマイムにみえること。
・同じ体験をしても人それぞれ感じ方はさまざまであること。
・人は思いがけないところで突然友人の尻を見ると、変に意識してしまうこと。
という三点がわかった。
江ノ島くん、ごめんね。