2022年4月27日、マックではご当地名物とコラボした新作スイーツの販売が始まった。その中でも特に気になったのは『桔梗信玄餅パイ』。山梨の銘菓「桔梗信玄餅」をパイで再現しているという、ちょい旅気分を味わえるスイーツだ。
秋限定「月見パイ」のファンとしては、餅入りのパイが出たとなれば見逃せない。「どのくらい信玄餅が再現されているんだろう？」なんて思いながら店舗に向かったのだが、マックではとんでもない事態が起こっていた……！
・桔梗信玄餅パイ（160円）
何が起きたのかという前に、まずは新作の『桔梗信玄餅パイ』を軽く紹介しておこう。
信玄餅といえば、きな粉をまぶしたお餅に黒蜜をかけて食べる山梨の定番銘菓である。いくつか有名なお店が存在するが、今回のパイは老舗「桔梗屋」が監修とのこと。
さっそく開けてみよう。中にはきな粉と黒みつという2種類のフィリングがたっぷり詰まっている。きな粉もちフィリングがもっちもちだからだろう、過去何種類かパイをオープンしているが、今までで1番開けにくかったな。
全体的には甘さ控えめ。黒蜜ジュレは甘いが、まわりのパイに塩っけがあるのでちょうどよいバランス。
そして再現度は結構良いところいっていると思う。信玄餅って言われればわかるし、なによりお餅が他シリーズよりもっちもち。ただ、風味が独特でニッキのような味が若干するので、そこは好みがわかれそうではあるな。
アツアツの信玄餅って普段食べないからそれだけでなんだか新鮮だった。月見パイの完成度にはやはり敵わないが、パイと餅が合うことを再認識することができたよ。
・三つ巴のパイ
さて、話を戻そう。桔梗信玄餅パイを買おうとマックを訪れたところ、あまりの事態に驚いてしまった。何が起こっていたかというと、通年の「アップルパイ」、復刻の「ベーコンポテトパイ」、そして新作の「桔梗信玄餅パイ」という3種類のパイが一堂に会していたのである。
それがどうしたと言われたらそこまでだし、過去同じように3種類売られていた時もあるが、食事系からデザート系までこれほどバランスよく揃っているのはなかなかに珍しいと思う。
アップルパイのしっかりした甘さ、ベーコンポテトパイのガツンとした塩気、そして桔梗信玄餅パイの和テイストな甘じょっぱさ……うん、死角がないな。
その日の気分によって、甘い・しょっぱい・あまじょっぱいから好きなものを選べるなんて、パイ好きとしてはたまらない期間だろう。なんなら今だけは、食事からデザートまでをパイだけで完結することも可能。まさに三つ巴のパイによるゴールデンタイムである。
3種のパイが同時に売られているのは5月下旬までとのこと。「ベーコンポテトパイ」と「桔梗信玄餅パイ」は無くなり次第終了なので、5月が始まったばかりとはいえあまり猶予は無さそうだ。
どのパイも朝マックの時間から楽しめるので、小腹がすいた時、甘いものが食べたい時、旅行気分の時、ぜひ気分に合わせて好みのものを選んで楽しんで頂きたい。今後も常時3種類くらい色々ローテーションしてくれたら最高なんだけどなぁ！
