二郎系ラーメンとして知られる東京都足立区内の「ラーメン ノックアウト」が、大量の割りばしなどがラーメンに突っ込まれた写真を店のツイッターに投稿した。
50歳ぐらいの酒に酔った男が暴れて、警察も出動する事態になったという。店長(45)に当時の状況を聞いた。
いきなり2本指で店長を指して笑い始めた
モヤシやチャーシューではなく、割りばし約20本のほか、店の布きんやビールの缶、紙コップなどまで山盛り状態になっている。
この写真は、ラーメン ノックアウトが2022年4月29日にツイッターに投稿した。
「不味くてすいません!悲しかった!」。異常な丼の残し方に、店は、こう漏らし、1万7000件以上リツイートされて写真が拡散している。
一体何があったのか、ラーメン ノックアウトの店長に5月2日、J-CASTニュースが詳しく話を聞いた。
それによると、男は4月29日20時過ぎ、1人で店に来て、まず券売機で食券を買った。最初は、唐辛子とラー油で作った辛味やチャーシュー、ビールを注文した。初めて見る顔だった。どこかで飲んだ様子で、すでに酔っていたという。
会話はなかったにもかかわらず、いきなり2本指で店長を指して笑い始めた。店長は、調理などに忙しく、男から見て後ろ向きだったが、「おかしい人だな」と思ったという。
10分ぐらいして、男は、ラーメンを追加注文した。その後、バンと大きな音がして、店長が振り向くと、男は、はし立てにあった割りばしをラーメンに突っ込んでいた。大きな音は、はし立てをテーブルの上に叩き付けた音だった。
男は、テーブルの布きんやビールの缶、チャーシューを入れたお椀などもラーメンに突っ込んでいた。店内に入るときに着用していたマスクまで、丼の中には入っていたと、店長は明かす。