ミニストップ、ローソン、セブン、ファミマ4社のメンチカツを食べ比べてみた

ロケットニュース24

先日ミニストップに立ち寄ったところ、メンチカツが目にとまった。今までメンチなんて売ってたっけ? そう思いつつよく見ると、いきなりステーキが監修したと書かれている。最近見ないと思ったら、そんなことやってたんか!

ググったところ、2022年4月6日から販売されていたもよう。そこでふと気になってしまった。いきステ監修のメンチはウマいのだろうか? というか、そもそもコンビニ各社のメンチってどう違うのだろう……と。

・4社

ひとたび気になった以上、明らかにしなくては落ち着かない。ということで、ミニストップ、ローソン、セブン、ファミマにてメンチカツをゲット。なお、ローソンだけは見た目も価格も違う2種類のメンチが売られていたため、両方買ってきた。正式名称と値段は以下の通り。


ミニストップ:ワイルドメンチ 税込178円
ローソン:あふれメンチ 税込180円
ローソン:旨みあふれる牛肉メンチ 税込110円
セブンイレブン:牛肉メンチ 税込170.64円
ファミリーマート:ジューシーメンチカツ 税込138円


・比較

まずは外観から比べていこう。上から見た本体のサイズはこんな感じ。ほぼどれも似たようなものだ。


しかし厚さという点ではローソンの「あふれメンチ」とセブンの「牛肉メンチ」が、他よりもわずかに上回っている。


また、半分に切ってみて気付いたが、ローソンの「あふれメンチ」は空洞が多め。他は全てミッチリと肉が詰まっている中で、この仕様が風味にどう影響するのか気になるところ。

色もそれぞれ微妙に違っているのが面白い。セブンは赤みが強く、ローソンの「旨みあふれる牛肉メンチ」が一番茶色がかっている。使用する肉なりつなぎの成分の違いだろうか?

ちなみにミニストップの「ワイルドメンチ」は、公式HPにて肉の配合率が公開されていた。それによると、「原料は、牛肉2:豚肉1の合い挽き肉」だそう。

横一列に並べるとこんな感じ。こうしてみると、衣の仕様もそこそこ違うようだ。いきステコラボなミニストップのメンチは、表面の衣の下の白い層が厚いようだ。


料理に詳しくないので自信は無いが、小麦粉と卵を混ぜたバッター液が加熱されたものだと思う。このエリアの厚さが食べた時にどう影響するのかにも注目したいところ。


・激ムズ

ビジュアルからの違いはこのへんで十分だろう。それではいよいよ食べてみようと思う。今回は付属のソースなどつけずに、本体のみで比較していくぞ! はたしてウマさに違いはあるのか?

……ということで食べたのだが、このジャッジはめっちゃ難しい。どれも7割方同じじゃないかと。それぞれ微妙に違いがあるのは確かだが、交互に食べ比べたからこそわかる程度のものだった。

まずセブン、ファミマ、そしてローソンの安い方について。この3つは非常によく似ていた。どれも「あー、メンチっすね」みたいな感じの、めちゃくちゃ普通なメンチ。肉の色の違いは味にそこまで影響しないのかもしれない。ただ、セブンは他よりも甘味が強い気がした。


全てが似通っている中で、僅差で最も個性的だったのは、いきステとコラボしたミニストップだと思う。何かハーブ的なものが入っているような風味が微かにするのだ。あとペッパー感も。

風味付けのためにスパイスやハーブ類を肉に混ぜているのか、それとも厚みのある衣に何か仕掛けがあるのか。詳細は不明だが、とにかく香りが個性的。あと、1番噛み応えがあったのもミニストップ。なかなか美味いと思う。


ビジュアル的に最も目立つ、ローソンの高い方こと「あふれメンチ」。これは柔らかさが全てだったように思う。内部の空洞の多さは伊達ではないということか。でも味自体は普通。デカさと柔らかさ。

ということでミニストップのいきなりステーキ監修のメンチから始まった、コンビニ4社のメンチ食べ比べ。何だかんだで「どれ食っても大体一緒」というのが本音だ。

コスパ的にはローソンの安いヤツが優勢と言えなくもないが、それとて数十円の差。今回はむしろ、あまり違いが無かったこと自体を最大の発見とすべきかもしれない。

なぜなら、コンビニ各社の同じものを食べ比べた場合、そこそこ違いがあるパターンの方が多いと思うからだ。しかしメンチは似たようなものと。何なら各社に対する個々のイメージからくる、精神的な要因による味の感じ方の違いの方がデカいのではというレベル。

今回のコンビニ各社のメンチ対決は、皆さんの推しコンビニそれぞれが優勝って感じの平和的ジャッジもアリかなって。

参考リンク:ミニストップ(PDF)
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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