ポルシェジャパンとアウディ ジャパンは4月19日、日本国内での急速充電器のネットワーク拡充を促進する業務提携を締結し、「Premium Charging Alliance(プレミアム チャージング アライアンス)」事業を発表した。
Premium Charging Allianceは、両社のBEV(電気自動車)モデルの所有者に向けて、両ブランドのディーラーネットワークまたは、都市部に展開する150kW級出力「CHAdeMO」規格の急速充電器ネットワークを統合し、日本国内の充電サービスを展開する事業。
これにより、両ブランドの対応車両を所有するユーザーは7月1日から、ポルシェジャパンが展開する急速充電器「ポルシェターボチャージャー」41拠点50基と、アウディ ジャパンが段階的に展開する52基の合計102基の150kW急速充電器を利用できるようになる。
ABBと共同で開発したポルシェターボチャージャーは、150kWを出力でき、「Porsche Taycan」の車載バッテリーを24分で80%(走行距離300km分)まで充電できる。日本国内のポルシェセンター34箇所38基、都市型充電インフラとして、虎ノ門ヒルズをはじめ、東京、名古屋、大阪に6箇所(11基)、ポルシェの体験型施設ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で1基が稼働している。
電気自動車への転換を進めるアウディ ジャパンでは、全国のe-tron店に設置された90kW以下の急速充電器の全てを、2024年までに150kW級出力の急速充電器に置き換えるという。
また、新たにe-tron店に転換するディーラーにも設置する。150kW級出力の急速充電器を設置するアウディブランドのディーラー数は、120店舗まで増やす予定だ。