中国TerraMasterは、2.5GbE対応有線LANポート×2を搭載したNASキット2モデルを4月15日に発売した。市場想定価格は、4ベイの「F4-423」が6万6990円、2ベイの「F2-423」が4万1990円。
本体背面には、2.5GBASE-T LAN×2ポートを装備し、LAG（リンクアグリゲーション）を構成することにより5Gbpsの転送速度を実現できる。同社による測定では、Seagate IronWolf 18TB×2のRAID 0構成で最大283MB/sのデータ転送速度を実現したという。
CPUにCeleron N5105/5095（クアッドコア、2.0GHz／ピーク時2.9GHz）を搭載。AES-NIハードウェア暗号化をサポートするほか、ビデオストリーミングの効率を高める4Kマルチメディアデコーディングエンジンを備える。
同社によると、高負荷のテスト環境において、従来モデルの「F4-422」「F2-422」と比較して、ファイルおよび写真の検索速度が37％、データベースの応答速度が35％、ウェブページのPHP応答速度が40％向上するなど、最大50%性能が向上しているという。
メモリはDDR4 4GBを搭載。SO-DIMMスロット×2で、最大32GB搭載可能だ。
ファイルサービスはSMB、AFP、SFTP/FTP、iSCSI、NFS、WebDAVなどに対応。RAID構成はRAID 0/1に対応。ファイルシステムはext4、Btrfsに対応する。
このほかUSB 3.2 Gen 2ポート×2、HDMIポート×1も本体背面に搭載。本体サイズ（幅×奥行×高さ）と重量は、F4-423が225×227×136mmで2.3kg、F2-423が119×227×133mmで1.5kg。