ネックレスというのは、実によく絡まる。
夜に外して置いておくだけで朝にはゴチャゴチャになっているし、なんであんなにほっておくだけ絡まるのだろうか。
ネックレスのあり方に納得がいかないので、いっそのこと積極的に彼らを絡ませてやることにした。
カクテルシェイカーでネックレスを成敗する
すぐに絡まることでおなじみのネックレスを、さらに絡ませるために準備したのがこれだ。
カクテルシェイカーには、ちょっとお酒をたしなむための少量サイズから、呑兵衛のための大容量サイズまでいろいろある。
今回は確実にネックレスをシェイクするために大きめのものを準備した。これでしっかりシェイクの準備は万端だ。
今回のメインの目的は「すぐに絡まるネックレスの成敗」だが、どのタイプのネックレスが一番からまるのか調べたいという裏の目的も一応ある。
なので、違うタイプのネックレスチェーンを3つ準備した。
この3つを、日頃の恨みをたっぷり込めて、ひたすら上下にシェイクしていく。
シェイクしたらどうしようもないぐらい絡まった
まずシェイクするのは普通のチェーン。
出してみたら、完全に「いつものあのネックレスの絡まり方」が再現されていた。
夜に外して置いておいたネックレスは、誰かカクテルシェイカーでせっせと振っていたのかもしれない。
本当ならここで絡まったまま放置してやりたいところだが、どのタイプのネックレスが一番からまるのか調べるという裏の目的のため、やむなくほどくことにした。
普通のネックレスをシェイクした結果、ほどくのにかかったのは77秒だった。
ちなみに試しに軽くシェイクしてみたのだが、ひとふりだけでもネックレスは致命的に絡まった。どういう理屈かわからないが、そろそろ人類は絡まらないネックレスを発明してもいい頃だと思う。
大きめのチェーンはシェイクしてもびくともしない
続いてシェイクするのは大きめのしっかりしたチェーン。
かなりしっかりシェイクしたのに、びくともしてない。
「絡まらないネックレスがある」ということに驚きすぎて、シェイカーの口を開けた瞬間「そんなことあるんだ…..」とつぶやいてしまった。人類はすでに絡まらないネックレスを手にしていたのだ。
最後にシェイクするのは変形チェーン。
「絡まった!」と思ったのもつかの間、5秒でするするとほどけてしまった。なんとなく「よし、ほどくぞ」という気持ちでいたので、拍子抜けである。
散々ネックレスが絡まると文句を言ってきたが、案外、我々は簡単にほどけすぎても私達はがっかりしてしまうワガママな生きものなのかもしれない。
長年悩まされてきた「ネックレスがすぐに絡まる問題」だが、どうやらチェーンが大きくて変形しているものほど、絡まらずにすむらしい。
百聞は一見にしかずと言うので、お手元にカクテルシェイカーがあれば、ぜひネックレスをシェイクしてみて欲しい。きっと、ネックレスの意外な一面に気付くことができるはずだ。