グラミーVTRでヘイト編集?BTSファン激怒 口元からウイルス状CG、「#StopAsianHate」抗議運動に

J-CASTニュース

   オーストラリアのテレビ番組が「第64回グラミー賞」の授賞式を報じた際、韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」に悪意のある編集をしたとして非難の的となっている。


  • 写真:AP/アフロ

咳き込むような効果音と…

   騒動の発端は、オーストラリアのテレビ番組「THE PROJECT」が2022年4月4日にツイッターに投稿した動画だ。第64回グラミー賞の授賞式の模様が収められていた。

   楽曲「Butter」が最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞にノミネートされ、式でダンスパフォーマンスを見せたBTSも紹介されていたが、不可解な編集が物議をかもした。

   メンバーが口元に手を当てているシーンに、咳き込むような効果音とウイルスとみられる飛沫が放出される加工が施されていた。アメリカのテレビ番組「Entertainment Tonight」が同じ場面をツイッターに投稿しているが、このような編集は確認できなかった。編集したのがオーストラリアの番組かは不明だ。

   新型コロナウイルスの感染拡大以降、欧米などではアジア人への差別が相次いで報道されている。ヘイトクライム(憎悪犯罪)に発展するケースまである。

   ツイッターでは様々な言語で批判が殺到し、日本でも抗議の意を示すハッシュタグ「#StopAsianHate」がトレンド入りした。

   5日午前までに該当のツイートは削除された。番組を放送するテレビ局「ネットワーク10」(チャンネル10)に取材を申し込んでいるが、現時点で回答はない。回答があり次第、追記する。

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