29日の参議院外交防衛委員会に、ウクライナ人の国際政治学者であるグレンコ・アンドリー氏を参考人として招聘しました。そこでの答弁が、国会に“激震”を走らせたそうです。
「残念ながらあなた方の党に…」ロシアの諜報活動に国会〝激震〟 グレンコ氏の答弁、一言一句議事録に残してほしい
日本維新の会の音喜多駿参議院議員が、
「わが国にはスパイ防止法やインテリジェンス機関がなく、スパイ活動に対して脆弱(ぜいじゃく)であることが課題だが、普段ロシアが行っている諜報活動について参考人が把握していることを教えていただきたい」
と質問したところ、
グレンコ氏は、個人的な意見と断ったうえで、
「残念ながらあなたがたの党にロシアの侵略を明らかに弁明している人がいるので、その人についてそろそろ考えた方がいいのではないか」
と回答し、有本香氏によると「音喜多氏の隣席にいた鈴木宗男参院議員が、飛び上がるようにして椅子から離れ、事務方に延々と何かを掛け合っていた」そうです。
この展開に、維新はどう対応するのでしょうか。議事録からの削除でお茶を濁すのでしょうか。
維新音喜多氏の「ロシアの諜報活動について把握している所を?」の質問に対しグレンコ氏「残念ながらあなたがたの党にロシアの侵略を明らかに弁明している人がいるので、その人についてそろそろ考えた方がいいのではないか」と答弁だそうです。維新どうするんでしょうね?https://t.co/gsOxyCgYky
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) April 2, 2022
かつてから日本には取り締まる術がなく、諜報活動の無法地帯になっているといわれています。
でしょうね。日本では取り締まる法律がない。核武装と一緒に反浸透法も議論しませんか?
「残念ながらあなた方の党に…」ロシアの諜報活動に国会〝激震〟 グレンコ氏の答弁、一言一句議事録に残してほしい(夕刊フジ) https://t.co/VIpqE7aI4C— 有馬哲夫 (@TetsuoArima) April 2, 2022
そのため、日本当局はそのスパイの活動内容や所属まで特定しても、何もできません。
「特定の国の大使館、総領事館などの在日公館の活動についてコメントは差し控えたい」と。2月にロシアのスパイは日本から逃げたばかりです。日本当局はそのスパイの活動内容もロシア諜報機関における所属まで特定していたのに、何もできず。これでいいという事でしょうか。https://t.co/fzGbxZ2B21
— グレンコ アンドリー(新刊「NATOの教訓」増刷決定) (@Gurenko_Andrii) July 27, 2020
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一方、民間人である橋下徹氏は、国際紛争の現地で活動していた篠田英朗外語大教授を「国民と接していない学者」と「いよいよ頭がおかしくなった」と断言。
戦地に行ったことなく、本も読まない(∴宇の歴史も日本史も知らない)橋下徹氏が、学生時代からPKOの現場に赴かれていた篠田先生を「戦争の悲惨さ、ご遺族の悲しみを分からず、本の中でしか考えられない典型」と罵る滑稽。無駄に長いツイートの冒頭「いよいよ頭がおかしくなったか」は自身のことね。 https://t.co/VoFP463lwt
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) April 2, 2022
こういう論法を、藁人形(ストローマン)論法というそうです。
よい子のみなさん、「頭がおかしくて正気を失ったバカ官僚そのもので市民に死ねと言う国民と接していない学者」という篠田先生の藁人形をでっちあげてそれを攻撃する、これが藁人形(ストローマン)論法のお手本です。よく見て勉強してくださいね。あ、これは詭弁なので、真似っこしちゃだめですよ。 https://t.co/dHCwDvRj9h
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 新刊『中東問題再考』予約開始 (@IiyamaAkari) April 2, 2022
地方政治とシビアな外交が混同されているようです。
戦争は他の手段による政治の継続である(クラウゼヴィッツ)
侵略者と戦わない国に、交渉なんかできない。チェチェンのようにプーチンの奴隷になるしかない。そういう戦争=外交のきびしさは地方政治ではわからないだろうが、わからないことにはコメントしないほうがいい。 https://t.co/UbPLMk9jdD— 池田信夫 (@ikedanob) April 2, 2022
安易な「政治的妥結」は国家が喪失します。国家がなくてもいいという短絡が、日本の戦後教育の成果かもしれません。