ただでさえデカ盛りの弁当であるにもかかわらず、逆詐欺をかます。──その行為は非常に悪質であり、見逃すことはできない。よって、本記事を通して告発することにしよう。
被告人、1kgパンダ弁当。通称「パンダちゃん」、一歩前へ。
・告発
訴状によれば、被告人「パンダちゃん（888円）」は大量のおかずの下に大量のご飯を隠す行為──いわゆる逆詐欺により、多数の人間を「食べ切ったと思ったのに まだあるんかい！」という気持ちにさせたとのこと。
それにより、胃袋が通常サイズの人間に対して心理的圧迫を加えると同時に、自身の異様にデカイ頭を見せつけることで視覚的ショックを与えたとされる。被告・パンダちゃんは、これらの内容を事実と認めますか？
・証拠写真
冒頭からつい裁判っぽい感じで進めてしまったが、これ以上どう書いていいか分からないから普通に戻そう。
まぁとはいえ、この時点で私の言いたいことは8割がた書いてしまった感がある。足りないものがあるとしたら、逆詐欺の証拠写真だろうか。
よし、それを今からお見せしよう。問題の弁当、「パンダちゃん」はパッと見たらこんな感じだ。
白米と海苔でパンダの顔を作っているので、ご飯が存在するのはこのパーツだけと思ってしまうだろう。しかし、おかずを取ると……
なんちゅう頭してんだ、おい！
そう、おかずの下にご飯が隠れており、その結果パンダの頭部がとんでもないことになっていたのだ。
さらに、お弁当を食べ進めていくと、「明らかに漬物のためのエリアだろ」って場所にもご飯が詰め込まれていたことが判明。
お弁当箱自体は「おかずエリア」や「一品エリア」と分かれているにもかかわらず、「パンダちゃん」はそのような仕様を完全無視。スペースというスペースにご飯が詰まっており、パンパンになっていたのである。
これはあまりにもサービス精神がすぎるというもの。そもそも、もともと十分なデカ盛りなのに なぜここまで徹底的にやるのか？ あまりにも、人の胃袋に対して容赦がなさすぎるではないか。
この姿勢は、たとえ おかずが美味しくてご飯が進む点を差し引いても、たとえ白米の全面に “おかか” がふりかけられている細やかな気遣いを差し引いても、タチの悪い逆詐欺である。弁護の余地はない。
・デカ盛りで有名な弁当屋
ちなみに、そのお弁当屋の名前は『キッチン DIVE』。先日紹介した「パンダさんおにぎり」を販売しているのと同じ店舗である。
というか、本来は「パンダちゃん」も先の記事の中で紹介しようと思っていたのだが、おにぎりを食べ切った時点で私のHPゲージは真っ赤に。
そこから、お弁当（パンダちゃん）を食べ切るまでに結構な時間がかかったので、記事を2つに分けることになってしまった。読者のみなさまにはご不便をおかけして申し訳ない。ただ、あえて言い訳をさせてもらうと……
私は悪くない。「パンダさん」と「パンダちゃん」が全部悪いと思います！
（おわり）
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 キッチン DIVE 御徒町店
住所 東京都台東区上野6-2-1
時間 24時間営業
参考リンク：Twitter @divemamuru（公式）
執筆：和才雄一郎
Photo：RocketNews24.
